アイコン 8月の中国の貿易統計 輸入が22ヶ月ぶりの1.5%増、公共需要拡大か

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中国の税関総署が8日発表した8月の貿易統計によると、輸入が前年同月比1.5%増の1385億ドル(約14.1兆円)だった。
大幅な減少が続いてきた輸入が、前年水準を上回るのは2014年10月以来、22ヶ月ぶりで、回復が続けば世界経済には好材料となる。
 8月は、鉄鉱石や原油、銅といった原材料の輸入量が軒並み増えた。

中国では公共事業が増えたことで低迷していた鋼材などの製品価格が値上がりし、企業には増産の動きが出ている。
ただ、構造不況に見舞われているこうした業種が生産を増やすことは、過剰生産能力の問題を長引かせる可能性もある。
 地域別では、8月は日本からの輸入が13.2%増、欧州連合(EU)からの輸入も12.7%増と高い伸びとなり、全体を押し上げた。
米アップルが今月発売する「iPhone7」などの生産が本格化し、部品の輸入が増えたとの見方もある。
 一方、8月の輸出は、前年同月比2.8%減の1906億ドル(約19.4兆円)で、5ヶ月連続の前年割れとなった。減少幅は縮まってはいるが、外需の低迷が続くことへの懸念はぬぐいきれていない。
以上、

なお、8月の人民元ベース輸出は前年同月比5.9%増で、輸入は10.8%増だった。3460億元(1元=約15円)の貿易黒字となり、黒字幅は5.1%縮小した。
中国製の鋼材や精製油が安く入る輸入国にとって良いことだとする中国政府、構造調整はほったらかしにする可能性が高い。

 

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[ 2016年9月 9日 ]

 

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