アイコン オプジーボ効果を早期解明 京大大塚篤司講師ら 英国の5.2倍の価格

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京都大学大学院医学研究科の大塚篤司院内講師らのグループは、新しいタイプのがんの超高額保険適用治療薬「オプジーボ」は効果があまり見込めない患者がいることがわかっているが、薬効があるかどうかを早い段階で見極める方法を発見したと発表した。患者の余分な負担を減らすことにつながると期待される。

「オプジーボ」は、免疫を高めてがん細胞を攻撃する新しいタイプの治療薬として注目されているが、効果が見られない患者も多く余分な投与で、

1、患者に副作用などの負担があること
2、薬の価格が高いため医療費が増えること
などが課題となっている。
グループでは、皮膚がんの患者46人について、
1、薬を投与する前
2、3回投与した後の血液を提供してもらい、
その後の治療効果との関係を詳しく調べた。
その結果、がんが小さくなるなど薬効が確認できた18人の患者のグループでは血液中の「Th9細胞」と呼ばれるリンパ球が約3倍に増加していることがわかった。

逆に増加していない患者ではその後、投与を続けても効果は見られなかったという。
このためグループでは、このリンパ球を調べることで早い段階で効果を見極められるとしている。
大塚院内講師は、ほかのがんでも、薬効を判定できるようにして患者の無駄な負担を減らしていきたいとしている。
以上、報道

厚労省という堅物の行政機関が薬価を決定、見直しは2年に一度、2014年承認されたものの、あまりの高さに批判が集中し、今になって見直し作業を行っている。オプジーボの薬価は100mgで729,849円、1年間使用すると3,500万円になるという。
一方、米国では同約30万円、英国では約14万円。同じ薬の値段が米国では日本の約4割、英国に至っては約2割でしかない。
厚労省自らが健康保険財源を破綻へ導いている。

なお、今回の大塚講師らの研究により「Th9細胞」というリンパ球の増殖により薬効があっている可能性が高く、「Th9細胞」の増殖作用を促す別の研究が進むものと見られる。
 

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[ 2016年10月24日 ]

 

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