アイコン iPS細胞 神の領域へ 卵子大量生産に成功 九大林克彦教授ら

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九州大学の林克彦教授らの研究グループが、卵子が作られる卵巣の中の環境を人工的に再現し、実験室のシャーレの中でiPS細胞から卵子を大量に作り出すことに世界で初めて成功した。英科学誌ネイチャーに18日、論文が掲載される。
研究グループは、マウスのiPS細胞をメスのマウスのホルモンや特定のタンパク質で出来た培養液の中に入れ、培養液の成分を徐々に変えることでマウスの卵巣の中の環境を人工的に再現しながら、細胞を培養した。

その結果、1ヶ月程度の培養を行う実験1回で、iPS細胞から成熟した卵子およそ1000個を作り出すことに成功したという。
さらに、この卵子とオスのマウスの精子を体外受精させマウスの赤ちゃんを誕生させることにも成功した。

iPS細胞から卵子を作り出す場合、これまでは卵巣の中にいったん移植する必要があったが、卵巣内の環境を人工的に再現し、iPS細胞から卵子を大量に作り出したのは世界で初めて。

林教授は、卵子の複雑な成長過程をすべて観察できるようになり、不妊の原因の解明にもつながるとしている。

国の指針では、研究のためにヒトのiPS細胞から精子や卵子を作ることは認めているが、受精は認めておらず、実際にヒトでの研究を進める場合には慎重な対応も必要。

あと200年も経たずして、遺伝子組み換えヒトが、モンサントのヒト生産工場で大量生産されていることだろう。
ヒトへの適用では、神の領域=生命倫理上の問題が浮上する。

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[ 2016年10月18日 ]

 

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