中古車・外車販売の（株）ナツメ青山（東京）／自己破産へ
高級中古車・外車販売の（株）ナツメ青山（東京都港区南青山７－１－７、代表：夏目政明）は１０月１４日事業停止、事後処理を吉川知宏弁護士（電話０３－６４５２－９２１１）に一任して、自己破産申請の準備に入った。
なお、同時に（株）ナツメ田園調布（東京都世田谷区東玉川２－５－７、代表：同）と（株）ナツメ（東京都台東区根岸３－１－１８、代表：同）も連鎖して自己破産申請の準備に入っている。
負債額は約１２億円。
同社は、平成１６年４月に（株）ナツメ(休眠会社)の中古車や外車販売の青山ショールームの運営子会社として設立された。平成２０年３月期には約３６億円の売上高を計上していたが、その後の不況やディーラー系に押され、元々高級価格帯が多く販売不振に陥り、平成２８年期には約２７億円まで売上高を落としていた。
同社は、グループの借り入れも担っていたことから借入負担も大きく、経営不振から今回の事態に至った。
アベノミクスによる富裕層の急拡大で高級外車は売れ行き絶好調であるが、同社は中古車も含め、波に乗れなかったようだ。
[ 2016年10月19日 ]
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