アイコン 道路8社の中間決算 NIPPOと前田道路 官庁工事は儲かります

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道路工事8社の中間決算が出揃った。それを見ると2強のNIPPOと前田道路の営業利益率は高く、ほかはそれほどでもない。ただ、道路工事会社もNIPPOのように道路工事のほかに建築・分譲マンション、合材などの製品売上高を計上しているところもあり、道路工事や合材売上高見る必要もあるが、下記2社だけ中身の営業利益率を調べてみた。

NIPPOの道路土木工事だけの売上高は、前年同期比9.7%増の1,021億38百万円、営業利益は同比24.3%増の95億6百万円、同利益率9.3%と全体の営業利益率とほぼ同じ。

前田道路の場合は、売上高は前年同期比3.3%増の678億92百万円、営業利益は同比▲6.3%減の54億72百万円、同利益率8.0%と全体の営業利益率より落ちる。

同社の利益率を牽引しているのは、合材などの製品売り上げで、売上高は同比▲5.0%減の335億05百万円、営業利益は5.5%増の68億99百万円で、営業利益率は20.0%に達している。

官庁の道路工事はそれほど高く道路用合材を高く購入していることになる。ただ、原油価格の乱高下による影響もあるかもしれないが・・・。

いずれにしろ、道路舗装会社は談合で儲かっているのだろうということになる。そりゃ儲かるわ。

ゼネコンだって、豊洲でも湾岸3五輪施設でも福岡地下鉄工事でも官庁予算額に対し、すばらしい的中率で対応しており、中にはピッタシカンカンの兵のゼネコンもいるほどだ。

  
17/3期中間決算
17/3期予想
連結/億円
売上高
営業利益
営利率
売上高
営業利益
NIPPO
1,684
167
9.9%
3,700
367
前年比
1.5%
31.1%
 
-9.2%
-10.0%
前田道路
1,016
103
10.1%
2,300
250
前年比
0.4%
-0.7%
 
-1.2%
-13.2%
日本道路
581
21
3.6%
1,230
47
前年比
-4.3%
-8.9%
 
-13.2%
-52.4%
鹿島道路
490
18
3.7%
1,196
56
前年比
-9.4%
-31.2%
 
-2.2%
-36.7%
大林道路
451
35
7.8%
1,120
87
前年比
-15.7%
-26.2%
 
-3.2%
-24.5%
大成ロテック
356
15
4.2%
980
65
前年比
-21.4%
-33.6%
 
-9.3%
-31.2%
世紀東急
250
15
6.0%
713
45
前年比
-7.0%
25.7%
 
-9.0%
-28.5%
・鹿島道と大成ロは非上場・非連結の数値

[ 2016年11月15日 ]
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