アイコン 新手詐欺 起業家セミナーで人集めの「プリモ」 悪党5人を逮捕 被害2億円以上

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福岡県警は、起業家の育成をうたい、不正に若者を勧誘した疑いで、福岡市のセミナー運営会社「プリモ」の経営者・久保亮倫容疑者(32)、勧誘役の男女ら合わせて5人を逮捕した。

福岡市のセミナー運営会社「プリモ」の経営者・久保亮倫容疑者(32)や、勧誘役の男女ら合わせて5人は、起業家育成プログラムと称し、20歳代の男女を不正に勧誘し、受講契約を結ばせたなどとして、逮捕された。

プログラムには3つのコースがあり、320人以上の若者から約2億1000万円を集めたとみられている。
捜査関係者への取材で、勧誘役は、契約実績に応じてランクわけされ、報酬が支払われていたことが分かっている。その際の報酬は、契約額の8%から20%台。警察は、詐欺の疑いも視野に実態の解明を進めている。

西日本新聞10月1日記事
福岡地裁が賠償命令「詐欺行為組織ぐるみ」 名称変更で事業継続か
 「起業できる」とうたい、内容の乏しいセミナーに高額の受講契約を結ばせたとして、福岡県内の20代の男女6人が福岡市の起業家育成塾「primo(プリモ)」や代表らに計約730万円の賠償を求めた訴訟の判決が9月30日、福岡地裁であった。
鈴木基之裁判長は「社会経験の乏しい若者に組織ぐるみで詐欺行為に及んだ」などとして、全額の支払いを命じた。
 判決によると、予備校生ら6人は2014年4月~15年12月、会員制交流サイトなどを通して知り合った女性らから「プリモに入れば、起業して時間とお金を自由に使えるようになる」などと勧誘を受けた。
6人は消費者金融から借金するなどして54万~129万円を払い、起業家育成プログラムの受講契約を結んだ。
鈴木裁判長は、判決で「執拗に勧誘して誤信させ、内容に見合わない高額の受講料を支払わせた」とした。
プリモ側は「プログラムは確実な成果を約束するものではなく、虚偽の説明をしたことはない」などと主張していた。
■受講料80万円「月収1000万円いける」 名称変え活動継続か
 賠償命令を受けた福岡市の起業家育成塾「primo(プリモ)」は、団体名を変えて活動を継続しているとみられる。
弁護団は、同様の被害が続いているとして、この団体を相手取り、10月にも訴訟を起こす方針という。裁判で指摘された「組織ぐるみの詐欺行為」も続いているようだ。

 「月収1千万円も全然いけるよ」。団体の代表を名乗る男は、福岡市内のカフェで20代男性に得意げに語ったという。入塾すれば起業に必要なことが学べるとし「内容は事務所に来れば話す」と繰り返した。同市中央区にある事務所は、プリモが以前使っていた場所。
男性がいすに掛けると、代表の男らが代わる代わる「経営の土台が身に付く」「俺は1年半で起業した」…。
東京や大阪でも塾を開いているといい「全国に受講生は700人。ニート生活から起業した人もいる」と続けた。
 受講料は80万円。講義内容を尋ねても「契約しないと教えられない」の一点張りで「消費者金融で借りられるから大丈夫」「パワーストーンの販売も仲介している。副業で稼げるからすぐ返済できる」と金策の手引きまでされた。
 男性は3時間にわたって説明を受けたが、起業に結びつく具体的な内容は何も出てこなかった。決断できずに席を立つと「自分の未来を即決できないのは、ださい」「100万を背負えないと1億は稼げない」と言い放たれたという。
130万円を払い、この団体で学んでいた別の20代男性によると、教えられたのは人との相性を知る“占い”や「ほうれんそう(報告、連絡、相談)の徹底」で、具体的な経営のスキルや知識はなかったという。

 講師の男性は、西日本新聞の取材に対し、プリモと同じ団体であることを認めた上で「人としての在り方を教えている。成果が出ないのは途中でやめるからだ。人脈もできるし、自分も起業間近だ」と話した。
以上、西日本新聞参照

福岡はどうして、システム金融やこうした詐欺の発祥地になるのであろうか。六本木ヒルズの巫女も福岡だった。
警察は何でもかんでも逮捕する時世になってしまったが、こうした民事では、被害届出が山のように提出されても逮捕に至るまでには1年以上かかる。犯罪者は、場所を変え、名称も変え、代表も変え、また同じことをやり、拡散されていく。当然、巨額を握りしめ高飛びする連中もいる。民事不介入が警察の鉄則など案件によっては糞食らえではないだろうか。

 

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[ 2016年11月16日 ]

 

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