福岡県警は１日、宮若市にある土木工事会社（株）地建の社長、吉田正容疑者（４６）ら２人を、福岡県へ提出する経営事項審査書類について、自社の借入金の額を実際より少なく記載した虚偽の書類を提出していた疑いがあるとして、建設業法違反の疑いで逮捕した。

吉田社長は、一昨年からの３年間に、自社の借入金の額を実際より少なく記載した嘘の書類を福岡県の直方県土整備事務所に提出していたとして、建設業法違反の疑いが持たれている。

提出書類は、会社の資産や負債などを示す貸借対照表で、建設業の登録をした業者が年に１度提出し、自治体による業者のランクづけの判断材料にもなっている。

警察は、社長らが容疑を認めているかどうか明らかにしていない。
多い年には数千万円、借入金を少なく申告していたほか、千数百万円の架空の外注費を計上していたということで、警察は、経営状態をよく見せようとしていたとみて詳しいいきさつを調べている。
以上、