アイコン JDI 元ソニーとパナ社の有機EL事業会社を子会社化へ JOLED社

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液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)が、ソニーとパナソニックの有機ELパネル事業を統合したJOLED(ジェイオーレッド)を子会社化する。
筆頭株主で75%を出資する官民ファンドの産業革新機構から、35%超の持ち分を取得。出資比率を、現在の15%から50%超に高める。
今後は、スマホや車載機向けの液晶と、テレビ向けなど中大型の有機ELを両輪に事業拡大を図り、韓国や中国のメーカーに対抗する。
JDIによる子会社化で革新機構のJOLEDへの出資比率は40%弱に下がる。子会社化に合わせて、革新機構は一時的に資金繰りが悪化するJDIに対し、劣後債などで750億円の資金支援を行う方向で検討している。
これにより信用力を高めるほか、需要動向に合わせて必要な投資を柔軟に行えるようにする。
JOLEDは平成27年1月に設立。現在は革新機構とJDIのほか、ソニーとパナソニックが5%ずつ株式を保有している。従業員は約260人で、石川県川北町と神奈川県厚木市、京都市に技術開発センターがある。
以上、

アップルはiPhoneについて、2018年から有機EL導入と通達しており、JDIは手っ取り早く、有機EL生産に本腰を入れることになる。
鴻海とシャープは中国に巨大液晶工場建設へ駒を進めているが、どうなることやら。
韓国勢のサムスンとLG、中国勢は有力企業だけでも5社あり、台湾勢3強もいる。ただ、サムスンはすでに有機ELに生産を移行し、液晶は減少させている(自社のTVとスマホに搭載する分が多い)。中国勢は技術力が劣り、普及型製品向けが主力。ただ、欧米最先端企業を国家支援の下で手当たりしだいに買収しており、現状不明。

旭硝子は12月13日、中国液晶大手の華星光電と合弁でTCL工場敷地内に第11世代の3メートル四方の液晶硝子基板の加工工場を建設、TCLに供給すると発表(持株比率70%、)。

 
中小型液晶 2016
1
JDI
2
鴻海+シャープ
3
LG
4
BOE(中国)
出荷ベース。3位までは拮抗。

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[ 2016年12月13日 ]

 

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