アイコン 1月の貿易収支 ▲1兆円の赤字 原油と資源価格上昇 対米は黒字 中国大赤字

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財務省の発表によると、輸出から輸入を差し引いた1月の日本の貿易収支は、輸出額が低い水準だった一方で、原油価格が上昇したことなどを背景に輸入額が増えたため▲1兆869億円の赤字と5ヶ月ぶりの赤字となった。
1月の輸出額は、中国向けの自動車部品や東南アジア向けの鉄鋼製品などの輸出が増えたことにより、前年同月比1.3%増の5兆4219億円となったものの、額としては低い水準だった。

輸入額は、同比8.5%増の6兆5088億円となり、25ヶ月ぶり増加した。
これは、原油価格が昨年11月のOPEC=石油輸出国機構と非加盟の主要産油国が減産合意した影響で上昇したことに加えて、石炭の価格も中国の供給抑制の動きを背景に高くなったことが主な要因。

結果、輸出から輸入を差し引いた1月の日本の貿易収支は、▲1兆869億円の赤字と、5ヶ月ぶりの貿易赤字となった。

また、アメリカのトランプ大統領が問題視している日本のアメリカに対する貿易収支は、乗用車の輸出が減った一方で、天然ガスの一種、シェールガスが初めて輸入されたことなどから1月は3,993億円の黒字と黒字額は2ヶ月連続で縮小した。

貿易赤字の原因は中国および中東原油輸入国。

 

1月の中国との貿易収支
輸出
8,871億円
3.1%
3ヶ月連続増
輸入
1兆7,964億円
7.2%
10ヶ月ぶり増
収支
▲9,093億円
11.6%
59ヶ月連続赤
・輸入増は、自動車部品 +40.1%、鉱物性燃料 +67.9%
・輸入増は、衣類・同付属品 + 14.2%、重電機器 +21.2%

 

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[ 2017年2月20日 ]

 

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