アイコン ロック誤作動 サムスン・ギャラクシーS10とノート10指紋認証 シリコン系保護フィルム原因

 

 

韓国のミニ機器コリアとクリアンなど韓国のITコミュニティと外信によると、サムスン電子のギャラクシーS10に、グローバルオンラインマーケット「イーベイ(eBay)」で、約3ドル(約330円)で販売されている柔らかいシリコンケースを付けたところ、登録外の指紋でロックが解除すめというエラー(バグ)が発生した。このバグは9月にはユーザーからサムスン側に伝えられたという。

<ロック誤作動問題>
例えば、右手の親指の指紋をS10に登録したといっても左手の親指の指紋でスマートフォンのロックが解除されたという。また、利用者本人でない配偶者の指紋を当ててもスマートフォンのロックが解除されたという。
該当ケースは最初からスマートフォンをまるごと覆う形態でスクリーンを保護している。

今回の論議は13日、英紙「ザ・サン」を通じて利用者の情報提供によって初めて提起された。「ザ・サン」の報道を米国経済紙「フォーブス」、米国ITメディア「トムズガイド」が確認過程を経て引用して報じた。

これとは別に韓国内でもノート10を使う一般人が「9月10日からサムスン電子に正式に問題提起をしたとミニ機器コリアに明らかにした。
最新スマホに入った指紋認識センサーの誤作動問題に対してサムスン電子は、公式調査に入っている。サムスン電子では、認証を得たアクセサリー、または正規商品のアクセサリーを使うことを勧めている。

<世界初の超音波指紋認識装置搭載>
サムスン電子無線事業部は、今年に入って発売したS10とノート10にクアルコムの超音波をベースにしたディスプレイ指紋認識センサーを搭載している。

サムスン電子では、近くソフトウェアパッチ(エラーを修正するプログラム)を出す計画」と明らかにしているが、いつパッチが配布されるかはまだ決まっていない。

サムスン内外ではギャラクシーS10が今年2月発売され、その2ヶ月後の4月にサムスン電子が配布した指紋認識修正パッチが問題の原因だという意見も出ている。

修正ソフトウェア(=バッチ)で解決できなければ、セキュリティ問題があり、大問題となる。

<米クアルコムが開発>
超音波指紋認識技術は、米クアルコムが開発し、サムスン電子が世界で初めて搭載、高周波で指紋を立体的に読み取る方式で、S10とPlusに採用した。

サムスン電子関係者は、S10の発売初期の2~3月には、指紋認識率がよくないという不満が相当数存在した。そのため、指紋認識率を高めた修正パッチに更新していたことから、このパッチに不具合が出たものとみられるという。

<中国勢との違い>
中国勢のスマホの指紋認証は、光学式で技術が異なる。サムスンもそれ以前は光学式を採用していたが、認識するための時間が中国勢より遅いという問題が生じていた。中国勢やアップルと差別化を図るために、今回初めて超音波指紋認識技術を搭載した。

<金融機関のアプリと連動・セキュリティ問題>
今回のバグでは、スマホを利用した決済サービス「サムスンペイ」や「カカオバンク」のような金融関連のアプリに指紋認識セキュリティー装置として汎用的に使われており、問題が大きくなっている。
サムスンは、セキュリティと指紋認識率の強化が必要となっているが、早期に解決できない場合、まずはセキュリティ問題を最優先させ、4月にバッチを更新した以前の認識率を落としたソフト並みに変更し、今後、順次認識率を高めるバッチに更新し続ければ、最終的な問題はクリアされると見られる。

アップルは、サムスンとは違って顔面認識技術をiPhoneのロックに使っている。

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[ 2019年10月22日 ]

 

 

 


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