要約最改訂版 旧(株)淡島ホテルの(株)AWH(静岡)/破産開始決定
高級会員制リゾートホテルの(株)AWH(旧(株)淡島ホテル)(静岡県沼津市内浦重寺186)は12月20日、静岡地裁沼津支部において、破産手続きの開始の決定を受けた。破産管財人には、近藤浩志弁護士(あさひ総合法律事務所、電話055-931-0505)が選任されている。
負債額は約400億円。債権者は約2000人。
沼津市の離島・淡島にある会員制高級ホテル「淡島ホテル」を運営していた(株)AWHは、今年7月、債権者約10名が裁判所に破産の申し立てを行い、12月20日裁判所から破産手続きの開始決定を受けた。
破綻企業 要約
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破綻企業名
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(株)AWH
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旧(株)淡島ホテル(最近、商号変更)
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本店所在地
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静岡県沼津市内浦重寺203-19
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旧本店所在地:静岡県沼津市内浦重寺186
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代表者
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古矢誠一郎
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親会社
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(株)オーロラ(名古屋市、代表:竹原虎太郎)
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2018年4月16日買収して傘下にしている。
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設立・創業
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1980年代設立、1991年ホテル開業
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資本金
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1000万円
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業種
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会員制リゾートホテル運営
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破綻内容
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破産手続き開始決定
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7
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破産開始決定日
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静岡地裁沼津支部/令和元年12月20日
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負債額
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約400億円、会員約2000名
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申請日と裁判所
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令和元年7月、静岡地裁沼津支部
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債権者による破産申し立て
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破産管財人
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近藤浩志弁護士(あさひ総合法律事務所)
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(電話 055-931-0505)
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債権者相談受付
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静岡県弁護士会・消費者問題委員会
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12月25日と26日に無料電話相談
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電話番号は055-932-6750
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破綻経過等
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(破綻した)東京相和銀行の故長田庄一オーナーが、日本中央開発(株)から淡島海洋公園の施設などを買収し、「あわしまマリンワールド」の一環として(株)淡島ホテルが1983年9月に設立され、1991年に開業した会員制高級リゾートホテルだった経緯がある。
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東京相和銀行が1999年6月経営破綻、営業権を米ローンスターが2001年に買収、東京スター銀行グループとして運営、売却。
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現在は2018年4月に、名古屋市の(株)オーロラ(代表:竹原虎太郎氏)が(株)淡島ホテルを買収(その後、商号変更)、所有権も移転し、ホテル運営権も東京・六本木のグッドリゾート(株)(代表:竹原虎太郎氏)に委託、同ホテルは「グッドリゾート淡島ホテル」として営業されている。
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親会社のオーロラ社の見解は、下記参照。
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会員制ホテルの会員の権利がどこまであるのか。ゴルフ会員権の場合、会社の破産により会員権証書はほとんど紙くずとなる。
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同ホテルの不動産価値はあろうが、抵当権などが設定され、実質価値なしと判断される可能性が高い。
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ただ、長泉ガーデンのコンドミニアム部分は分譲マンションと同じ。しかし、所有権の不動産登記をしているかどうかで対応は異なる。高額供託金で居住している人がいるとしたら、最悪証書が紙切れになる可能性があり、追い出される可能性もある。権利がどこまで付き、及ぶのかなども不明なため、確定的なことは言えない。
破産の最終処理は破産管財人が出す。
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その他
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法人は買収されても債権債務はそのまま引き継ぐ。ただし、買収した会社は原則、株主権=経営権を放棄すれば、特段の約定がない限り買収した会社に請求権は及ばない。今回、裁判所において破産手続き開始決定により、裁判所の命令で株主権・経営権は喪失している。不動産の所有権と経営権の問題はまったく別問題。
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備考:債権者は静岡地裁沼津支部の「破産係」において、破産申請書面等の閲覧を申請し閲覧することができる。有償でコピーも取れる。印鑑と免許証等身分証明書必要。
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(株)オーロラのリリース
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子会社の破産報道との関係について
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お客様各位
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令和元年12月21日
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株式会社オーロラ
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代表取締役竹原虎太郎
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平素より「家賃保証システム」をはじめとする弊社各種サービスをご利用頂きまして誠にありがとうございます。さて、本日、「令和元年12月20日付で株式会社淡島ホテル破産開始決定!」との 報道がありました。株式会社淡島ホテルは、平成30年4月16日より弊社の子会社となっておりますが、本件破産の原因となった債務を含む同社の全ての債務は、弊社が子会社化する以前に負っていたものであり、弊社はそれらの債務に対して、保証、債務引受等の行為を全くしておらず、すなわち、同社の債務に関して、弊社は一切の弁済責任を負っておりません。したがいまして、本件報道事実が弊社の業績に及ぼす影響は、ほとんどないものと予測しております。つきましては、今後も安心して弊社サービスをご利用下さいますようお願い申し上げます。なお、グッドリゾート淡島ホテルは、平成30年4月よりグッドリゾート株式会社が運営しており、本件破産とは何ら関係ないため、今後も平常通り営業して参ります。同ホテルにつきましても、引き続きご愛顧賜りたく重ねてお願い申し上げます。
以上、
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[ 2019年12月24日 ]