米国の衛星打ち上げ会社オービタル・サイエンシズは28日(現地日)、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給機「シグナス」を、米バージニ ア州にある米航空宇宙局(NASA)のワロップス飛行施設から打ち上げたが、ロケットが直後に爆発、発射場に落下して炎上し、打ち上げは失敗した。  NASAなどによると、けが人はなく、被害は発射場の周辺に限られるという。


無人補給機は、宇宙ステーションへ滞在する飛行士たちのため、食料や水、実験道具など、合計5,000パウンド (2268 kg)が搭載されていた。
シグナスには、千葉工業大が開発に参加した流星観測カメラ「メテオ」も搭載されていた。
ロケットは、NASA国際宇宙ステーションへの公式貨物ミッション第3弾目の無人補給機「シグナス」だった。オービタル・サイエンシズ社と19億ドルの契約のもと、8度の配達任務のうちの3度目だった。