昨年、医療目的で訪韓した外国人は42万5,380人だった。
診療科別の割合は、
内科が20.0%
整形外科(美容外科)が11.3%、
皮膚科(美容)が11.1%
と続いた。
整形外科と皮膚科を合わせると22.4%(9万5,221人)を占めた。
また、昨年の外国人患者の診療費は計8,606億ウォンで、このうち整形外科は2,211億ウォンと全体の25.7%を占めた。
整形外科+皮膚科の合計では2,699億ウォンと全体の31.4%。
外国人患者の国籍別では、
中国人が12万7,648人(35.0%)で最多、
米国人4万8,788人、
日本人2万6,702人、
ロシア人2万5,533人
などの順で多かった。
整形外科を受診した外国人患者では、
中国人が2万7,646人で57.7%
日本人5.7%、
米国人5.0%
と続いた。
以上、韓国紙参照
美容整形は、化けたい女性心理と欲求から、いろいろな部位を整形、その都度、訪問することから、訪韓客の上顧客になっている。
中国の報道では、中国の整形美容市場は毎年20~30%成長しており、1400万人に達しているという。火をつけたのは韓流ドラマやK-POPPだろうが、いまや大手不動産業界が美容整形市場に大挙して乗り出している。
ファッションは、個性とのかかわりから限界に近づき、肉体そのものをファッション化する方向に進んでいるようだ。
その代表例が、画一的な流行顔で溢れるK-POPPのガールズグループと国民ではなかろうか。当然、国民性もある。
美容整形市場は、調査機関により1兆円~10兆円までと幅が広くまだ確立されていない。
中国市場だけで1兆円を超える。
AFPによると、世界規模の美容学会「IMCAS」のデータでは、世界市場は2016年に前年比8.3%成長して85億ユーロ(約1兆円)。さらに2017年には92億ユーロ(約1兆1,000億円)としている。
国際美容外科学会(ISAPS)によると、
世界では2015年、女性が1,800万件以上 (構成比85.6%) の外科的・非外科的処置を受けている。2015年に女性で最も施術された外科的処置は、豊胸手術、脂肪吸引、まぶたの手術、腹部整形、鼻形成術。
男性は、300万件以上 (構成比14.4%)の外科的・非外科的処置を受けている。男性で最も多く施術された外科的処置は、まぶたの手術、脂肪吸引、女性化乳房修正術、鼻形成術、脂肪移植、耳形成術であった。
国別では、
1位の米国(人口3.1億人)では外科処置140万件、非外科的処置は260万件。
2位はブラジル(2億人)では外科的処置は120万件、非外科的処置は110万件であった。総処置件数の3位は日本(1.2億人)、4位韓国(約5千万人)、インド、メキシコ、ドイツ、コロンビア、フランス、イタリアの順となっている。
|
国
|
市場ランク
|
特徴
|
1
|
アメリカ
|
20.1%
|
豊胸
|
2
|
ブラジル
|
10.2%
|
顔、豊胸、豊尻、
|
3
|
日本
|
6.2%
|
顔(まぶた、シワ)脱毛
|
4
|
韓国
|
4.8%
|
豊胸(鼻、まぶた)
|
5
|
メキシコ
|
3.5%
|
顔
|
6
|
ドイツ
|
2.6%
|
顔
|
7
|
フランス
|
2.1%
|
豊胸
|
8
|
コロンビア
|
1.8%
|
下肢
|
・ISAPS・2014年版、中国不明
|