2020年1月の自動車販売台数は消費増税から不振が続き、軽を除く自動車販売台数は前年同月比▲11.1%減となっている。
自販連が発表した国内の1月の車名別新車販売台数の登録車(排気量660cc超=軽除く)で、トヨタが2019年11月に発売した小型多目的スポーツ車(SUV)「ライズ」が1万220台で首位だった。10月以降「カローラ」が首位だったが、ライズが上回った。
新型「ライズ」は受注も好調で、発売からの1ヶ月間で約3万2000台と目標の約8倍を記録。車内空間や荷室も広く、高い安全技術も好評。
9月に全面刷新した「カローラ」も2位と好調で、前年同月比29.2%増の8480台だった。3位の日産「ノート」は▲34.2%減の7529台とePowerを発揮できず大きく落ち込んだ。
2月にはトヨタが小型車「ヤリス(旧ヴィッツ)」を販売するほか、ホンダは販売を延期していた主力車「フィット」の新モデルを販売する。人気車種の新型投入がどれだけ販売の底上げにつながるかに注目が集まる。