中東・レバノンの首都ベイルートの港で4日現地時間午後6時5分ころ、大規模な爆発があり、多数の死傷者が出ている。
原因は明らかになっていまないが現地メディアは、数年前に押収された爆発物が倉庫に保管されていたことから、その爆発物が爆発した可能性を伝えている。
港での爆発は2度続いて発生し、2度目の爆発がより大きな爆発だったとされている。
現地からの映像では港から数キロ離れたベイルート中心部でも建物の窓が割れ、道路上にガラスが散乱している様子が確認できる。
現地から2キロあまり離れたセントジョセフ病院は、爆風で破壊され、負傷者を救護医療活動ができない状態だという。
ハマド・ハッサン保健相は確認された死者数を25人とし、3,000人が負傷したと推定した。数百戸の建物も破壊したという。
なお、現地メディアのAn-Naharは、50人以上死亡したと伝えている。
内務大臣のモハメッド・ファーミ氏は、硝酸アンモニウムが保管されていたと述べ、発火原因の調査を開始するという。
ベイルート港当局は、施設のいずれかが攻撃されたことを否定した。
当倉庫一帯はヒズボラも使用しているという。