アイコン ロス沖合のパイプラインから原油流出 入港待ちのコンテンナ船の碇原因か


米カリフォルニア州ロサンゼルス近郊の沖合で3日、大量の原油が海に流出した問題で、当局は船の碇(イカリ)が沖合の石油施設のパイプラインにぶつかった可能性について調査を進めている。
パイプラインと石油施設は、テキサス州ヒューストンが拠点の石油生産会社アンプリファイ・エナジーの子会社が運営している。

3000バレル(12万6000ガロン)の原油が太平洋に流出しており、同州南部の海岸には大量の原油が打ち寄せられるとともに鳥や魚の死骸が打ち上げられており、地元当局は海岸を閉鎖して回収作業を行っている。

アンプリファイのマーティン・ウィルシャー最高経営責任者(CEO)は4日の記者会見で、船の碇がパイプラインにぶつかった可能性はあると述べた。同氏は先に、パイプラインの操業は既に停止し、中に残っていた油は吸い出したと語っていた。同社の株価はこの日44%も急落した。

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ロサンゼルスの沖合では最近、港の混雑で入港できずにいるコンテナ船が多数待機していた。米沿岸警備隊は、コンテナ船の碇がパイプラインにぶつかった可能性を調べている。
当局者は、コンテナ船がパイプラインの上を通過した可能性はあると述べた。

沿岸警備隊によると、回収作業は油の拡散を抑えるために625メートルのオイルフェンスを張って行われ、3日までに約3150ガロンを回収した。
州南部ハンティントンビーチ市の市長は34平方キロメートルの海域と沿岸部の一部が「石油で覆われている」と述べた。
沖合の石油生産施設は市内の海岸から目視できる位置にあり、そうした場所は同州南部では珍しい。
絶滅危惧種を含む鳥類が飛来する地元の湿地帯を含め、環境への影響も懸念されている。
以上、ロイター参照

 新コロナ問題はまだ解決しておらず、荷揚げ作業に長時間かかり、また、経済回復で入港する船舶は急増しており、欧米の港湾はいずれも入港待ち船舶が大幅に増加している。こうした入港待ちの船舶が多く、船賃は高騰し続けている。また、入港待ちにより稼動船舶の不足にもなっており、効率面から超大型コンテナ船の発注が多くなり、韓国勢がその過半を受注している。
バルチック海運指数は10月4日5,267、今年4月8日は2,085だった。
新コロナの疫病は人も世界経済も脳も破壊しているようだ。

[ 2021年10月 6日 ]

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