ホテルや結婚式場、商業施設などの建築・内装工事を手がけていた名古屋市昭和区の「(株)豊和」が、2026年8月6日付で名古屋地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債総額は約1億7800万円。
同社は建築工事に加え、ホテルや飲食店向けの箸、ナフキン、食器、冷蔵庫などの備品・消耗品も取り扱っていたが、新型コロナ禍で主力事業の需要が急減。その後も十分な業績回復には至らず、借入金の返済負担などから事業継続を断念した。
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項目 |
内容 |
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企業名 |
株式会社豊和 |
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所在地 |
愛知県名古屋市昭和区 |
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業種 |
建築・内装工事、ホテル・飲食店向け備品・消耗品販売 |
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創業 |
1975年3月 |
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手続き |
破産手続き開始決定 |
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決定日 |
2026年8月6日 |
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裁判所 |
名古屋地方裁判所 |
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負債総額 |
約1億7800万円 |
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ピーク時売上高 |
2015年3月期 約6億3600万円 |
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コロナ禍の売上高 |
2022年3月期 約8900万円 |
飲食店向け消耗品から建築・内装工事へ事業拡大
豊和は1975年3月創業。当初は飲食店向けの割り箸など消耗品の販売を手がけ、その後、食器や厨房機器などへ取扱商品を拡大した。
さらに飲食店の内装工事へ参入し、ホテルや結婚式場、商業施設、福祉施設などの建築・内装工事を手がけるようになった。施設の企画、デザイン、施工に加え、家具や備品、消耗品の調達まで一括して対応することを強みとしていた。
ホテル・飲食店向けには、箸やナフキンなどの消耗品をはじめ、食器、メニューブック、冷蔵庫など幅広い商品を販売。建築工事と物品販売を両輪に事業を展開し、2015年3月期には年売上高約6億3600万円を計上していた。
コロナ禍で工事・ホテル用品需要が同時に減少
しかし、新型コロナウイルス感染拡大により飲食店やホテル、商業施設を取り巻く環境が急速に悪化。店舗の新設・改装需要が減少し、主力としていた内装工事の受注が落ち込んだ。
加えて、宿泊客や宴会需要の減少を受け、ホテルなどに供給していたアメニティ用品や消耗品、備品類の販売も低迷。建築工事と物品販売の双方が打撃を受け、2022年3月期の年売上高は約8900万円まで減少した。2015年3月期との比較では売上規模が約7分の1まで縮小したことになる。
ゼロゼロ融資で資金繰りを支えるも債務超過続く
急激な減収に対し、同社は新型コロナ禍で導入された実質無利子・無担保のいわゆる「ゼロゼロ融資」などを活用して資金繰りを維持した。
しかし、売上減少による収益悪化を補うまでには至らず、財務面では債務超過の状態が続いた。コロナ禍収束後も業績回復は鈍く、借入金の返済負担が経営を圧迫していた。
借入金返済と事業継続の見通し難から破産へ
こうしたなか、代表者の高齢化もあり、今後の事業継続や業績回復の見通しを立てることが難しくなった。借入金の返済負担も重く、自力での立て直しは困難と判断し、事業継続を断念。2026年8月6日付で名古屋地裁から破産手続き開始決定を受けた。
負債総額は約1億7800万円となっている。