【建設業倒産情報】今週31件、前週比15%増 大阪6件・石栗組が負債5.8億円
2026年8月31日から9月4日までに、JC-NETの「建設業倒産」タグで掲載された建設業関連の倒産情報は31件となった。前週の27件から4件増え、前週比では約15%増加した。
地域別では大阪が6件で最多となり、埼玉4件、東京・愛知が各3件、神奈川2件と続いた。工種では土木、建築・住宅、電気・管工事、とび・土工、解体、内装、塗装、防水など幅広い分野で法的整理が確認された。

※件数はJC-NET「建設業倒産」タグの8月31日~9月4日掲載記事を母集団として集計。9月5日掲載の本週まとめ記事自体は件数に含めていない。
都道府県別の掲載件数
| 都道府県 | 件数 | 都道府県 | 件数 |
|---|---|---|---|
| 大阪府 | 6 | 埼玉県 | 4 |
| 東京都 | 3 | 愛知県 | 3 |
| 神奈川県 | 2 | 鳥取県 | 1 |
| 岩手県 | 1 | 鹿児島県 | 1 |
| 熊本県 | 1 | 新潟県 | 1 |
| 群馬県 | 1 | 富山県 | 1 |
| 岡山県 | 1 | 宮城県 | 1 |
| 福井県 | 1 | 大分県 | 1 |
| 兵庫県 | 1 | 秋田県 | 1 |
大阪が6件で最多となり、埼玉4件、東京・愛知各3件が続いた。上位4都府県の合計は16件で、全31件の約52%を占める。一方、掲載先は18都府県に及び、特定地域だけでなく全国各地で建設業者の倒産情報が確認された。
負債額を確認できた主な案件
| 企業 | 負債額 | 事業 |
|---|---|---|
| (株)石栗組 | 約5億8000万円 | 土木・舗装・解体など |
| (株)豊和 | 約1億7800万円 | 建築・内装工事など |
| 下島建設(株) | 約1億6300万円 | 建築・大工工事など |
※記事上で負債額を確認できた主な案件のみ掲載。下島建設は2025年8月期時点の負債額で、今後変動する可能性がある。K工房については記事内に負債額の異なる記載があるため、本表から除外した。
今週の注目倒産
1971年創業の地域建設会社で、阿賀野市や新潟県の公共工事を中心に、土木、建築、舗装、解体、基礎、下水道、造成、外構など幅広い工事を手がけた。2001年5月期には売上高6億6911万円を計上したが、受注減少や不良債権の発生などから2008年に民事再生法の適用を申請した。2011年に再生手続きを終結して事業を継続したものの、2024年5月期の売上高は1億3491万円まで縮小。受注低迷に加え、後継者不在なども重なり、2026年8月24日に破産手続き開始決定を受けた。
1975年創業。ホテルや結婚式場、商業施設などの建築・内装工事のほか、ホテル・飲食店向けの食器、厨房機器、消耗品などの販売を手がけた。2015年3月期には売上高約6億3600万円を計上したが、新型コロナ禍で店舗の新設・改装工事とホテル向け用品の需要がともに低迷。2022年3月期には売上高が約8900万円まで減少した。その後も十分な業績回復には至らず、借入金の返済負担などから事業継続を断念し、破産手続き開始決定を受けた。
1948年創業の老舗建設会社で、建築工事を主力に、大工、とび・土工・コンクリート工事などを手がけていた。2003年8月期には売上高約2億8556万円を計上したが、競争激化などから受注が伸び悩み、2025年8月期の売上高は約1億3540万円とピーク時の半分以下まで縮小した。赤字決算や債務超過が続くなか、住宅着工の減少も重なり事業を停止。破産申請の準備に入った。負債は2025年8月期時点で約1億6300万円。
今週の地域・工種別の傾向
ミニコラム 大手ゼネコン50社、7月受注13.4%減
国土交通省がまとめた大手建設会社50社の2026年7月の受注総額は1兆1383億円となり、前年同月比13.4%減少した。民間工事は6.1%減、公共工事は5.4%減となり、海外工事も大幅に減少した。建設市場全体の規模だけでなく、足元の受注動向にも注視が必要な状況となっている。
今週の建設業倒産一覧
※JC-NET「建設業倒産」タグに掲載された8月31日~9月4日の31記事。
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