アイコン 金儲けは人命(安全)より尊し

投稿者=人命は金より尊し

ガット船長崎県発注の長崎港ふ頭用地造成工事を坂口工業が受注して現在施工中であり、工期は平成23年12月5日から平成24年3月15日までです。「12 月は全く工事は施工していない」冬型の西高東低の気圧配置となり寒波がやって来た。時化(しけ)はつきものであり、海上はさらに安全を期さなけばならな い。
例年になく、この気圧配置は長く続くと予想されている。「冬の海には魔物が住む」と言われる。季節風、北西風(あなじ)はますます威力を発揮 し波浪も高くなる。今年は春一番、春二番、春三番が吹き、暖かくなるのは遅くなるという。この海路が静穏な海になるのは、かなり先のことであろう。

この海路で、暗い夜の冬の海の常時航海は、超狂人的行為であると複数の海事専門家は述べています。
安全管理と法令遵守は言うまでもありません。船舶自体の安全管理は勿論のこと、過去の実例の分析や他の船舶の航行状況や海路の地形,水深、障害物、構造物、漂流物、あるいは気象、海象等の情報などから、綿密な運行管理計画をたて運行しなければなりません。
運行の責任者は船長であるが、全てを船長に委ねてはならない。そして人命は、安全の確実性により担保されるものであり、根拠のない神仏便りでは守られるものではありません。
長崎港ふ頭用地造成工事では、4隻のガット船が稼働しています。そのうちの3隻は、安全を重視して危険な夜間航行をさけ、2日1回ガット船積込、運搬、投入を行っています。大明海運所属第三導丸だけは、安全管理を無視して危険な冬の夜航海を行い、1日に1回のガット船積込、運搬、投入を行っています。
1月に入り約20日間も航海しています。
大事故につながる無謀な夜航海を行ったものです。発注者である長崎県がこのような不安全な行為を黙認していたとは考えられません。

長崎県から坂口工業に対して、1日1日航海を2日1航海に改めて、安全航海するように行政指導がおりています。
この工事は,長崎県の経済活性化のために皆様方の税金で行われています。この工事の施工にあたり、坂口工業は3つの悪行を働いたことになります。
1つは長崎県は県内のガット船等を優先的に使用することを義務づけています。
これを無視して、県外のガット船を使用しょうと県に承認求めたが却下された。「横暴な行為」
2つは1つ目が却下されると、設計図書に記載されている(入札契約条件)ガット船使用を無視して,ガットバージの使用承認を求めたが却下されました。「ガット船とは推進機を持つ船舶であり、バージとは艀である」
それも内航海運業法に違反する船舶である。「違法行為」確信犯です。
3つ目はガット船が1日1航海する不安全な行為である。「人命無視行為」
以上のような悪質な行為を繰り返す不適格業者は,厳しく対処しなければなりません。このような危険な夜航海を何故するのでしょう。発注者から坂口工業が請けた積算価格は2、338円ですが,二次海運業者には半値近くの低価格で発注していると思われ、採算割れを生じるので、無茶な航海環境が作られたのではないでしょうか。
人命よりお金が優先する社会であってはなりません。
(続く)

編集部・・・成る程ですね、色々と勉強になります。(続く)を期待して待ってます。しかし、坂口工業ってとんでもない会社なんですね。体質的には堀内組に近い企業体質ですかね、どちらも谷川弥一氏に近いというところも似ています。今後も要注意です。

[ 2012年1月29日 ]
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