アイコン あちこちに造られた空港問題 神戸空港 1000兆円借金の原景

16日、神戸空港が開港して6年となった。この1年間の利用者は250万人を超え、4年ぶりに増加したが、空港島を造成する際に発行した市債を返済するための用地売却は、今年度は1件だけとなる見通しで、経営をどう上向かせていくか多くの課題を抱えている。
神戸空港をめぐっては、この1年間の利用者は253万人となり、4年ぶりに増加に転じたが、当初の予想を下回り続け、開港から5年目に達成するとしていた403万人にも届いていない。

また、空港島を造成する際に発行した市債およそ2,000億円の返済に充てるために行っている空港島の用地売却も、今年度は1件だけとなる見通し。

さらに、今年は、関西空港と大阪空港が経営統合、関西の3つの空港の中で、神戸空港がどのように経営を向上させていくのか問題だらけである。 
伊丹が以前からあり、神戸と関空もあり、1000円借金の巣窟のようでもある。

全国にあるこうしたあったら便利の新しい空港は、利用客予想などデタラメを承知で形式的に作成、地元首長たちや取り巻き・国会議員・組織温存をはかる運輸省空港当局のド官僚たちが、快楽や自己満足により結託して造られてきた。その反面、日本を借金地獄に一歩も二歩も近づけている。

<埋立地の売却、福岡方式ほか>
埋立地の売却は、福岡方式が手っ取り早い。福岡市にもアイランドシティという売れない埋立地があるが、計画もされていなかった住宅用地として売却を進めている。また、当初予想だにしてこなかった公共施設を入れ、埋めてきている。

そのため、福岡市が、肥大化した借金をこれまで一生懸命減らしてきた分を、アイランドシティの土地取得に使用、埋立地の多くの土地を市有財産に化けさせている。こども病院移転や青果市場移転・大きな公園などが顕著な例である。
福岡市長のように多くの民間売却用の用地を市が引き取り、澄ました顔をしていれば済むことであろう。

福岡市長である若造の高島君は、アナウンサー上がりで要領の良さだけは天下一品。古老議員たちの欲求をこども病院や青果市場移転建設で満たし、今ややりたい放題の素顔を覗かせ始めている。若造市長は思い付きにより、福岡市役所1階を今時、何億円もかけ改装する。橋下市長や黒岩知事の爪の垢でも飲んで欲しいものである。

ウォーターフロントにしろ空港にしろ、バブルを象徴するものであるが、この国の人たちは、旭川市を除き借金地獄を知らなすぎる。ギリシャのゼネストは明日の日本でもあるのだが・・・。
市民も、ありすぎるほどの公的サービスには多くの金がかかっていることを認識すべきであり、市民側から削らせていくことも必要だ。

[ 2012年2月17日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサードリンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
サイト内検索