ソニー EMI買収へ動く 成功すれば業界№1へ
ソニー率いる企業連合が、英音楽大手EMIの音楽出版部門を海外の投資ファンドなどと共同で総額22億米ドル(約1,760億円)で買収する計画について、欧州当局に承認を求めていることが分かったとロイターが次の通り報じている。
欧州連合(EU)の規制機関である欧州委員会が28日発表して、4月2日までに結論を出すとしている。
ソニーの企業連合は、ソニーのほか、投資ファンドの米ブラックストーングループやアブダビ政府系のムバダラ開発公社や米レイン・グループ、それに映画プロデューサーのデービッド・ゲッフェン氏などで構成されている。
<SONYは4位>
ソニーは、音楽出版セクターでは現在、仏メディア大手ビベンディ傘下の「ユニバーサル・ミュージック」、「EMI」、「ワーナー・ミュージック」に続く世界第4位のポジションにつけているが、今回の買収が実施されれば同1位に躍り出ることになる。(ソニーは過去CBSなど買収していた)
EMIの株式売却は、音楽出版部門とレコード部門に分割して実施する予定で、レコード部門についてはユニバーサル・ミュージックが買収を目指している。
欧州委員会では現在、ユニバーサルによるレコード部門の買収計画についても審査を行っており、3月23日までに結論を出す見通し。
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