テンポスバスターズ/4月決算 増収増益 快調
中古厨房機器の再生販売で圧倒的に強さを誇る同社は、4月決算について、店舗部門は、当社32店舗、テンポハンズ6店舗、FC7店舗で今期の3大方針である「中古2倍」「フードビジネスプロデューサー化」「早期戦力化」に基づき、事業を行った。
その中でも「中古2倍」は、顧客の多くがリサイクル品を求めて来店頂くことを念頭に置き、「中古厨房のテンポス」という原点回帰を行う施策。
これは顧客の来店時に、売場にリサイクル商品が大量に並んでおり、万が一、その店舗に必要なリサイクル品がない場合でも、全国の他の店舗から取り寄せ、購入頂くことができる状態を目指すもの。
そのために、リサイクル品の買取強化による商材確保及び再生効率の最適化による製品化の生産性の向上を追求した。
具体的には、外販営業による買取先の新規開拓、買取金額の向上、競合他社からの買取、オークションへの参加等による買取強化、再生センターの人員強化、洗浄のための機器の導入、早期戦力化プログラムの策定等の生産性の向上を行った。
施策自体は未だ達成途上の段階ではあるが、今期すでに一定の効果が表れており、リサイクル品の売上高が前期比9.7%増と堅調に推移した。
これらにより、店舗部門の売上高は93億25百万円(前期比6.8%増)、営業利益9億15百万円(同17.9%増)となったとしている。他部門は省略。
同社の顧客たる外食産業は、長引く不況、税増等による家計の可処分所得減少、少子化、低賃金の派遣等正規雇用の減少など、取り巻く環境は冬そのものであるが、同社のニーズはますます高まっているようだ。
連結/百万円
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売上高
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営業利益
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経常利益
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当期利益
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09年4月期
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11,284
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575
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614
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41
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10年4月期
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11,936
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740
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732
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296
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11年4月期
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10,992
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792
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839
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376
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12年4月期
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14,508
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1,119
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1,195
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682
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前期比
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132.0%
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141.3%
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142.4%
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181.4%
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13年4月期予想
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16,500
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1,300
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1,300
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750
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13期予/12期比
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113.7%
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116.2%
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108.8%
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110.0%
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