アイコン スペイン大手不動産のレヤル・ウルビス/破産 負債額4,500億円

レヤル・ウルビス」は2月19日、スペイン破産法に基づく破産を申請した。

同社は2007年設立された「インモビリアリア・ウルビス」と「コンストラクション・レヤル」の合併により誕生した大手不動産会社で、住宅バブルを受けた積極的な事業拡大により業績は好調に推移していた。

しかし、サブプライムローン問題を発端とする世界的な不動産市況の悪化に加え、欧州各国の債務問題に起因する経済停滞で業績が悪化すると、多額の借入金が資金繰りを逼迫したため、自力での再建を断念し今回の措置に至った。

2012年9月末時点の負債額は約36億ユーロ(約4500億円)。

 スペインは、サブプライムローン問題やリーマン・ショック後もバブルを続けていたため、その崩壊は現在のスペインの財政破綻に至っている。日本でもそうであったように、不動産会社の評価損問題=金融機関の不良債権問題からの処理の一環(オフバランス化)として金融機関により淘汰されたものである。

[ 2013年2月21日 ]
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