アイコン 2012年度 沖縄県内倒産16%減68件

12年度 負債総額286億円

東京商工リサーチ沖縄支店が1日に発表した2012年度の倒 産件数(負債総額1千万円以上)は、中小企業金融円滑化法などの金融支援効果と景気回復で、前年度比16%減の68件となった。負債総額は同48.7%増 の286億7800万円。179億円の大型倒産が全体を押し上げ、2年連続の増加となったが、過去の平均値からは下回った。

倒産件数はすべての月で1桁台となり、年度では9連続で2桁にとどまった。過去37年間の平均件数を89.4件(56.8%)下回っており、09年度の61件に次いで過去3番目に少ない水準となった。

負債総額は、過去37年間の平均の389億3900万円から102億6100万円(26.4%)下回った。負債総額10億円以上の大型倒産は1件増の4件、1億円以上の大口倒産は12件増の19件。倒産件数と大口倒産が落ち着き歴代21番目の水準にとどまった。

1月に不動産開発・賃貸の沖縄うみの園(読谷村)が179億円で民事再生手続きの申し立て、全体額を押し上げたが、4年半ぶりとなる100億円超の大型倒産だった。

同沖縄支店は、中小企業金融円滑化法の終了に伴う企業倒産について、県内地銀3行が円滑な資金供給や貸し付け条件変更などの姿勢を示していることから、影響は少ないと判断。建設業も好調で、企業倒産が急増する可能性は低いとみている。
 

[ 2013年4月 2日 ]
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