アイコン パナソニックに明るい話題/テスラと2017年迄のリチウム電池供給更新契約締結

1031_01.jpg電気自動車で世界の自動車市場をリードするテスラは、その原動力となっているパナソニックのリチウムイオン電池の供給契約を、2011年からの供給の更新契約(2014年から2017年迄)を2013年10月30日締結した。今後20億セルの供給が見込まれる。
テスラの主力車のセダン型の「モデルS」および量産予定車のSUV車「モデルX」に供給する。
テスラの「モデルS」が評価されているのは、環境性能、動力制御性能のほか、動力維持性能が高く評価され、一般高級車としての地位を確立している。それはパナ社のリチウムイオン電池による1満タン充電での500キロメール走行の実現にある。
日本では、リチウム電池が高いことから、EV車の販売価格が高くなり、走行距離を伸ばせず、その結果売れないという悲しい現実となっている。大衆車しか売ってこなかったことにより、高級車が自ら作れなくなっている。

テスラ社の業績は、今年の第一四半期初めて黒字転換、同期の売上は5億6,200万ドルで前期比80%増、セダンタイプの「モデルS」の販売台数は4,900台で前期比83%増。また、モデルSの生産数拡大による部品コストの削減で、粗利益率は8%から17%まで拡大した。
第2四半期の売上高は4億0514万ドル(約390億円)。前年同期に比し約15倍と大幅増を達成している。これは、新型4ドアEVスポーツ、『モデルS』の販売が好調なことを受けたもの。また、第2四半期の調整後の最終損益は、2,628万ドル(約25億円)の黒字。前年同期の9,321万ドルの赤字から黒字転換している。

以上、テスラは業績上も浮上してきている。
なお、パナ社とテスラ社はこれまで、自動車搭載用リチウムイオン電池の共同研究開発にあたってきている。
今回の発表は、暗い話題が続くパナ社であり、少し先が見える明るい話題となった。
 

[ 2013年10月31日 ]
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