アイコン 鴨川の喫茶店「リバーバンク」閉店 府立医科大ご用達 昔は立命館も

鴨川に架かる荒神橋の西詰にあり、数々の映画やドラマのロケ地になった喫茶店 「リバーバンク」(京都市上京区荒神口通河原町東入ル上生洲町248-3、電話075-223-1592)が、6月いっぱいで閉店する。店内から鴨川を一 望でき、コーヒーや定番の鴨川弁当もおいしく、観光客や学生たちに愛されてきたが、店主が高齢のため、60年近い歴史に幕を閉じる。

 「いろいろな方に会うことができて、ほんまに楽しかった」。店主の一木久巳さん(85)は、撮影で訪れた有名人たちのサイン色紙を眺めながら妻幸子さん(66)と語り合った。

倉庫だった建物を改装して1959年に営業を始めた。大きな窓から鴨川の流れと東山が望める好立地で、「鴨川ホルモー」「ヒポクラテスたち」などの映画やサスペンスドラマの撮影に使われた。
京都の医大生たちの青春を描いた80年公開の「ヒポクラテスたち」では、臨床実習で初めて患者と向き合いながら悩み、もがく若者たちのたまり場として登場する。近くの府立医科大で学んだ大森一樹さん(63)が監督・脚本を手掛けた。「大森さん自身が学生時代、訪れてくれていたようです」と久巳さんは話す。

近くに立命館大のキャンパスがあったころは、学生たちが多く来店した。幸子さんは「最近でも同窓会で近くに来た人たちが訪ねてくれ、当時の面影はこの店しか残っていないから頑張って続けてって言われて勇気づけられてきた」と言う。
 長く看板犬として店の前で愛嬌を振りまいてきた雄の「ラブちゃん」も老齢のため、5年ほど前から奥で寝ていることが増えた。「私も足が不自由になって、そろそろ潮時だと思った。これまで来てくれたお客さんには本当に感謝しています」と久巳さんは感慨深げに語った。30日が最後の営業日になる。
以上、京都新聞参照…時は流れ過ぎていく 鴨川のきらめきのように。
 

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[ 2015年6月12日 ]
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