山口組本部からゴミ捨てのポリタンクに猛毒のフッ化水素産 作業員１４人軽症で本部捜索
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兵庫県警は２５日、神戸市東灘区の民間の産業廃棄物処理施 設で８月３日、ポリタンクに入っていた猛毒のフッ化水素酸（フッ酸）の液体から気化したガスを吸って、作業員ら１４人が軽症を負う事故が起きた事件に関連 して、ポリタンクを捨てた神戸市灘区の指定暴力団山口組総本部を、廃棄物処理法違反事件の関係先として本部事務所を家宅捜索した。
捜査関係者によると、ポリタンクは、同本部から神戸市灘区の産廃業者が回収、業者の処理手続きなどに違反があった疑いがあるという。
韓国では２０１２年９月、化学工場から大量のフッ酸ガスが漏れ、周辺住民の健康被害が続出。翌年１月にもサムスン電子の半導体工場でフッ酸が漏洩し、１人が死亡する事故が起きている。
フッ酸は、化学工業で広く使用され、毒劇物取締法で指定される揮発性の液体。皮膚を壊死させ、吸い込んでも死に至る危険がある。
[ 2015年8月25日 ]
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