アイコン 鳥越さんの最大の誤算は公選に出たこと

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0727_01.jpg21人が立候補した東京都知事選挙も五日後には泣いても笑っても新しい都知事が誕生する。

 地方選挙といっても東京である。日本の顔である。岩手県知事を選ぶのとはわけが違う。岩手県知事を首になったような人が立候補しているが、論外であろう。

 また、鳥越候補は都合の悪い女性スキャンダルには蓋をして、原発が一基もない東京から250Km圏内の原発の停止、廃炉を申し入れますとか、トンチンカンなことを叫びだしている。憐れとしか言いようがない。断末魔の叫びのようである。

 個人的にはジャパンファーストを主張する桜井誠候補が一番、インパクトがある。ユーチューブで演説を聴いていて、気持ちいい。

 自民党都連に喧嘩状を叩きつけた小池百合子さんは天晴れである。崖から飛び降りて女を上げたのが小池さんなら、男を下げたのが石原ノブテルと内田茂であろう。それと裏で仕切る森キロウさんではなかろうか。

今日は毎日、感心しながら楽しませて頂いてる秀逸のブログ「農と島のありんくりん」読んで、少し賢くなれたような気がしてきた。

農と島のありんくりん
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/

鳥越さんの誤算は、知事選に出たことでしょうね。
そもそも私人の場合、名誉棄損罪は成立しやすい反面、公人、ないしは公選に立候補した準公人の名誉棄損罪は成立しにくいものなのです。
刑法230条・名誉棄損罪を押さえておきましょう。
「第230条の2(公共の利害に関する場合の特例)
前条第1項の行為が公共の利害に関する事実に係り、かつ、その目的が専ら公益を図ることにあったと認める場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。
前項の規定の適用については、公訴が提起されるに至っていない人の犯罪行為に関する事実は、公共の利害に関する事実とみなす。
前条第1項の行為が公務員又は公選による公務員の候補者に関する事実に係る場合には、事実の真否を判断し、真実であることの証明があったときは、これを罰しない。」
ここで刑法230条-2が述べていることは、公選による候補者は事実であれば「公共の利害」の観点から罰することができない、と言っています。
今回の鳥越氏の「淫行」疑惑などは、まさにこのケースにドンピシャです。
彼は東京都知事という「公選による候補者」ですから、いかに訴えようと、法廷で「淫行」が事実であると証明されてしまった場合、名誉棄損罪は成立しなくなります。
その場合、逆に誣告罪で出版社から提訴されることになります。
たぶん文春は元々このネタを温存していたはずです。
文春記事で分かったのは、同じネタを週刊新潮も持っていたことです。
しかし、当時はこれを書けなかったわけです。なぜでしょうか?
それは私人に対して記事を書くと、仮に事実であっても名誉棄損罪が成立することが可能だからです。
「その事実の内容の真偽を問わない(信用毀損罪の場合は虚偽の事実でなければならない)。つまり、例え真実の犯罪行為の公表であれ、ただ発言内容が真実であるというだけでは免責されない」
名誉毀損罪 - Wikipedia
つまりここで刑法230条は、私人の場合は、真実であるかどうかに必ずしも関わりなく、信用を傷つけられた場合は罪に当たる、と言っているのです。
ですから、仮に文春が公選前の私人の時点で、「淫行」記事を書いた場合、「ただ真実であるというだけでは免責されない」ことが大いにありえるわけです。
そして文春は、ふんだんにある鳥越淫行録の中から、確実に証拠物件と証人が揃っている「レイプ未遂」事件を選んだと思われます。
この証拠は示談書の存在だと言われており、来週まちがいなく炸裂します。
そして、公選期間中ならば名誉棄損罪が成立しにくいことを知った、他の週刊誌メディアも一斉に来週月曜から追随するでしょう。
ともかく、この鳥越俊太郎という人物の女狂いぶりのひどさは、マスコミ業界では知らない者がいないほどだからです。
自分がモテ男と思い込んでいたこのナルシストは、口軽く自慢話をしたためです。まったくどうしようもないバカです。
ご承知のように私は、このようなスキャンダルでターゲットとされた人物を社会的に抹殺してしまうイエローペイパー路線には批判的ですが、もうこの流れは止まらないでしょう。
文春記事に対して鳥越氏は事実無根としながらも、被害者女性と夫の二人と会ったことは認めてしまっている以上、勝ち目はありません。
「淫行疑惑の事実関係について、弁護団の一人である弘中惇一郎弁護士は本紙の取材に「こちらが認めているのは、Aさんを含めた複数名で別荘に行ったこと。 その後Aさんの交際相手であるBさんと話し合いの席を持ったことの2点のみ。Aさんに性的関係や強引にキスを迫った事実は一切ない」としている。」
さらに他の「淫行」も続々と暴露されることでしょうから、その場合、ここで鳥越氏は都知事候補者はおろか、社会的生命のすべてを失うことになります。
「事実無根」「政府の謀略」だけで、あとの選挙期間を戦うのはとうてい無理なことは、彼を押した野党4党はわかっているはずです。
いままでの「報道への圧力反対」の立場を放棄して、報道各社に警告書を送っているようですが、悪あがきにすらなりません。
私人ならばともかく、準公人の今は名誉棄損罪は成立しにくいのですから。
やるなら「淫行」疑惑に、真正面から答えるしかなかったのです。
それを逃げて逃げて逃げきれると思うほうがどうかしています。
逃げれば逃げるほどマスコミは追いかけますよ、舛添さんの時のように。
あなたもマスコミ人なら知っていそうなものなのに。
既に、蓮舫などの女性議員は、「バージンは病気だよ」と言うような鳥越氏に対しての女性としての生理的嫌悪感からか、応援をキャンセルし始めました。
今や鳥越氏の街頭演説は、当人不在、宣伝カーから4党の名が消え、弁士は動員された共産党員だけのようです。
もはや事態は、都知事選を勝つという次元ではなく、いかに野党4党の政治責任を問われないようにフェードするかに移っています。
ただし民進、共産は、このような「淫行」候補を擁立した「任命責任」逃れられません。
野党4党は、鳥越候補が投票日まで持たないことが明白な以上、来週の第2波が来る前に、候補者としての推薦を取り消し、鳥越氏も「健康上の理由」で立候補取り下げをするしかないと思います。
そうすれば私人に戻れますから。
救われる道はそれだけです。いや、それでも無理か。
かつての自民党大物政治家のように、入院でもすることですね。

[ 2016年7月27日 ]
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