何故トランプ支持者へのレッテルと安倍支持者へのレッテルが酷似してるのか
今回、世界が大注目していたアメリカ大統領選挙にて、テレビ・マスコミから「トランプ支持者は低学歴・低収入」という支持者へのレッテル貼りが頻繁に聞こえていたが、どこかで聞いたレッテルだなと思えば、日本の「安倍支持者は低学歴低収入」というレッテルとまったく一緒なのは偶然であろうか。(ちなみにネトウヨ(ネットウヨク)も低学歴・低収入といわれているらしい。)
しかし実際の支持層を見てみると・・・
3万ドル未満の層はヒラリー55%・トランプ31%、3~5万ドルの層はヒラリー46%・トランプ36%、5~7.5万ドルはヒラリー42%・トランプ42%、7.5万ドル以上はヒラリー43%・トランプ47%となっており、ヒラリーの方が低所得者に支持層が多く、高所得者は僅差となっている。
ともかく、そのレッテルが事実ではなかったということだが、ハーバードの学生が人種差別者のレッテルを貼られれば就職できなくなるという記事があった。
トランプ旋風でわかった“インテリの苦悩” ハーバードの学生がトランプ支持を表明できない事情 | デイリー新潮
トランプ支持だと低能で人種差別者とレッテルを貼られるという恐ろしい話だが
ここで重要なのは同記事で「アメリカはポリティカル・コレクトネスが行き過ぎている」との記述だ。
このポリティカル・コレクトネスという言葉、日本ではあまり聞きなれないが、
ポリティカル・コレクトネス(英: political correctness、略称:PC)とは、政治的・社会的に公正・公平・中立的で、なおかつ差別・偏見が含まれていない言葉や用語のことで、職業・性別・文化・人種・民族・宗教・ハンディキャップ・年齢・婚姻状況などに基づく差別・偏見を防ぐ目的の表現を指す。ポリティカル・コレクトネス - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ポリティカル・コレクトネス
つまり平たく言えば、日本でいう「人権を守れ」ということだろう。(日本でもヘイトスピーチと後ろ指差され、身動きが取れないという人も多いようだ。)
そのアメリカでのポリティカル・コレクトネスがデイリー新潮は行き過ぎているとみている。
そして、その弊害がアメリカのいたるところに散見されると、ジャーナリストの木村太郎氏も指摘している。(木村太郎氏は韓流批判をしてテレビを干されたといわれている)
たとえば有名なのがトランプがいった「クリスマスにデパートにクリスマスツリーを飾ろう」だ。
他のイスラムなどの宗教に配慮してキリスト教の祝い事であるクリスマスで、クリスマスツリーを大々的に飾ることができないという事例で、トランプはそれを指してツリーを飾れるアメリカにしようというのだ。
様々なところで人種の比率を公平にしなければいけないという圧力もあり、最近は白人が逆に差別されていると感じるというデータまである。
まさに、ポリティカル・コレクトネスに配慮しすぎて体力がどんどん減っていくアメリカは、労組に食い尽くされ倒産寸前の企業のようだ。
社員の人権無視のブラック企業も大概だがそれはひとまず置いといて、10年くらい前は景気が悪くなってる最中でも労組が力を持ちすぎてコストカットが進まず倒産した会社が多くみられた。
労働者が権利を主張しすぎれば、最終的に本体が無くなる結果となり、結局それは本末転倒でしかない。
母国で生きていけず仕事を求め別天地へ移住するのはしかたないとして、それでも移民先で空気を読まず権利を主張し続ければ、移民先の国の人間は嫌気がさすだろうし、そのことで国の空気が悪くなればなおのことだ。
結局、その国に居辛くしているのは移民自身、要するに「空気を読め、空気を」ということだ。
ただ、アメリカは女性差別問題や黒人問題、ネイティブアメリカン問題もあるのでさらに複雑になっている。
まあ、スターウォーズくらい白人男性のヒーローで良かったんじゃないかとは思うが。
そんな問題だらけのくたびれたアメリカが世界の警察なんかやってられるか!というのがトランプの言い分なのかもしれない。
そんな行き過ぎたポリティカル・コレクトネスを揺り戻そうとするトランプの支持者と、古くなりすぎた憲法を改正しようとする安倍首相を支持する人に貼るレッテルが同じなのは、修正しようとすることを極端に敵視する人間が、日米とも似たような思想の持ち主だからだろう。
以上、
終わりに、沖縄のアホ知事がトランプが日本から米軍を引きあげると発言したことに乗っかり、大統領となったトランプにアメリカまで会いにいくといっていたが、トランプのような愛国者にとっては、アホ知事のような売国奴は軽蔑の対象でしかない。
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