ホテル・旅館の倒産予兆はこう見抜け!帝国データバンクが解説
最終的に「ホワイトナイト(白馬の騎士)」は1社も現れなかった――。2020年4月、カプセルホテルを運営するファーストキャビン(東京都千代田区)が破産した。負債額は約11億3000万円。インバウンド需要を見込んだスピード大量出店が、新型コロナウイルス感染拡大で裏目となり、客室稼働率が低迷した末路だった。水面下でスポンサーを募り、複数社が名乗りを挙げていたが、コロナ禍が進むにつれて交渉は軒並み頓挫。再建に向けてさまざまな支援を模索するも、力尽きた。
インバウンド需要の“消滅”によって、外国人観光客に人気だった京都市や東京都心部におけるゲストハウスやホステルは経営危機にひんしている。京都簡易宿所連盟によると、加盟する約8割の宿で稼働率が20%以下となり、廃業を検討する業者が増えているという。
アパレル業界の転職理由 前年より増加した「会社都合」より多い理由は?
2020年にクリーデンスに登録した人の転職理由を調べたところ、1位は「キャリアアップ・スキルアップしたい」で30.9%だった。次いで「会社都合」(20.4%)、「給与に不満がある」(12.9%)と続いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、倒産やブランド閉鎖、業績悪化による契約終了などが相次ぎ、会社都合で転職を余儀なくされたと回答した人が19年と比較して12.6ポイント増加した。しかし、それ以上に多かったのが「キャリアアップ・スキルアップをしたい」という回答だった。