アイコン 追報:地場ゼネコンの「イトウ」/弁護士一任・整理へ <長野>


続報。令和二年に民事再生から一転再建を目指していた、地場ゼネコンの(株)イトウ(所在地:長野県安曇野市穂高4486-8、代表:小林繁則)が、再建を諦め事業を断念することがわかった。

負債総額は約7億円。

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同社は昭和25年4月創業、昭和47年5月に設立、長野県内の安曇野市がある中信地区一帯を営業エリアに官庁工事を広く受注し、また、民間工事も商業施設、工場、住宅建築まで手がけ、分譲住宅の開発から販売まで手がけ、以前は30億円以上の売上高を計上していた。

しかし、令和元年5月期には19億円台まで売上高が落ち、競争から採算性も悪化するなか、大口の回収難が発生、信用不安から建築工事の契約解除などもありさらに信用低下、これ以上、金融機関の支援も受けられず、抜本的に財務内容を改善するために、一旦債務整理へ。しかしすぐに撤回し、事業再建を目指しているさなか、今回の措置となった。

 


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破綻要約 JC-NET

1

破綻企業名

(株)イトウ

2

本社地

長野県安曇野市穂高4486-8

3

代表

小林繁則

4

創業

1950年

5

設立

1972年5月.

6

資本金

3000万円

7

業種

土木建築工事

8

売上高

以前のピーク期、約30億円

2016年5月期、約11億円

2019年5月期、約19億円

9

破たん

2022年2月3日、

再建断念/整理清算へ

10

委託弁護士

飯野信昭弁護士(飯野・八代法律事務所)

電話:03-5512-8151

11

裁判所

未定

12

負債額

約7億円

13

破綻事由

同社は土木建築工事会社。公共工事や住宅から各種施設・工場までの民間工事を請け負う老舗建設会社。官庁工事や民間工事が減少する中、受注競争も激化、売上高の減少、採算性の悪化で財務内容が厳しくなる中、2019年に回収難が発生し、資金繰り多忙状態に陥り、同社は事業を縮小しながら、民事再生のよる再建を目指していたが、スポンサーとの協議がまとまらず、再建を断念し、今回の措置となった。

 


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(株)イトウの財務内容と業績 平成305月期/千円

流動資産

1,323,260

流動負債

1,330,361

 

 

固定負債

209,963

固定資産

712,815

自己資本

495,751

 

 

(資本金)

30,000

総資産

2,036,075

負債+資本

2,036,075

売上高

粗利益

経常利益

自己資本率

1,598,213

200,466

6,446

24.3%

・建築・土木工事業ほか地場ゼネコン

既報記事
追報:土建業の(株)イトウ(長野)/弁護士一任・再建の意向

 

[ 2022年2月 8日 ]
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