倒産危険度ランキング2021、「危険水域」の13業界493社を総まくり
コロナ禍で倒産事情が激変した。多くの企業がダメージを受け、コロナ倒産件数は右肩上がりの一方で、倒産件数全体は歴史的な低水準で推移する。しかし、安心するのは早計だ。豊富な企業支援策で生かされている倒産予備軍が続出しており、事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)の活用や休廃業など、“ステルス倒産”が急増しているのだ。ダイヤモンド編集部が上場企業3787社の倒産危険度を総点検したところ、倒産“危険水域”に493社が浮上した。
関西の企業倒産200社超 倒産のペース加速 今後も増加か
新型コロナウイルスの影響で、ことしに入って倒産した関西の企業が200社を超えたことが信用調査会社のまとめでわかりました。
調査会社では、感染の急拡大によって、今後、飲食業を中心に事業の継続を断念する企業が増える可能性があると分析しています。
信用調査会社の「帝国データバンク」によりますと、新型コロナウイルスの影響で、ことしに入って、関西で、破産や民事再生などの法的手続きをとって倒産した企業と事業を停止して法的整理の準備に入った企業は、今月13日の時点で、201社にのぼっています。