警視庁組織犯罪対策3課は(2022年3月)30日までに、福島県楢葉町の小売り電気事業者「福島電力」(破産)の資金を社内の了承を得ずに同社の株式購入目的で着服したとして、業務上横領の疑いで元社長、宮川真一容疑者(46)を再逮捕した。容疑を否認しているという。
再逮捕容疑は2018年4月11日、同社の自称顧問の男(36)=旅券法違反の疑いで国際手配=と共謀し、同社の株式購入代金に充てる目的で、正式な手続きを経ずに1千万円を自身の口座に移し、横領したとしている。
組対3課によると、宮川容疑者は当時、同社の経理担当社員だった。別の社員に指示して口座に振り込ませ、同社の株を個人名義で購入した。
宮川容疑者は自称顧問の男が起訴された別事件の裁判の弁護費用として同社の資金を横領したとして、今月8日に業務上横領容疑で逮捕されていた。
以上、