同社は当期について、国内建設市場は、国土強靭化対策をはじめとする公共事業投資は堅調に推移したが、民間設備投資は持ち直しの動きが見られるものの、建設資材の価格高騰等の影響もあり、競争環境は厳しい状況が続いている。
このような状況下、当社グループは、社員及び取引先をはじめとするあらゆるステークホルダーの安全と健康を守り、安定的に事業運営を継続していくための対策を講じることを最重要課題として対応してきた。また、最終年度を迎えた「中期経営計画2019-2021」に掲げる施策や投資を推進し、経営基盤の確立に計画的に取り組んできた。
しかし、損益は、第2四半期連結会計期間において、国内の大型建築工事において想定外の要因が複合し、大幅な工法変更を余儀なくされ、今後想定される損失を当期に一括して処理したことにより、赤字となった。(建て替えの横浜の傾斜マンション問題はすでに終わっており異なる)
事前の技術上の検討が不十分であったことが主要因であることを踏まえ、受注前の審査を厳格にするための体制の強化、受注後における作業所支援体制について、組織体制及び人員体制をより強化した。
以上のことにより、当期は工事損失引当金として総額19,611百万円(前期995百万円)計上している。
加えて、フロントローディング体制の構築による工事リスクの早期把握と施工計画への反映等、速やかに具体的な対策を講じたとしている。
以上、
建築のプロ中のプロ、同社で設計したのだろうか、設計会社の基本設計図書と同社の実施設計図書がもともとチェックされず大きな誤謬を発生させていたのだろうか、現場所長の判断なのだろうか。チェック機能が働かない建築現場だったのだろう。現場進捗中に自社検査、設計会社による設計検査が何回も行われるが・・・。工事進捗中に、オーナーの中間検査も行われるところもある。納期遅れにより発生する損害金を引当金に加算して計上している可能性もある。
基本設計と実施設計とのチェックをAIで判断させることは不可能ではないだろう。
スクロール→
三井住友建設
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22年3月期決算
|
連結/百万円
|
売上高
|
営業利益
|
←率
|
:経常利益
|
株主利益
|
19/3期
|
448,758
|
29,217
|
6.5%
|
28,862
|
18,828
|
20/3期
|
472,402
|
24,765
|
5.2%
|
23,884
|
15,550
|
21/3期
|
421,619
|
15,584
|
3.7%
|
13,063
|
8,743
|
22/3期
|
403,275
|
-7,459
|
|
-8,340
|
-7,022
|
22期/21期比
|
-4.4%
|
|
|
|
|
23/3期予想
|
465,000
|
16,000
|
3.4%
|
13,500
|
8,000
|
23予/22期比
|
15.3%
|
|
|
|
|
2022/3期 部門別 売上高と営業利益率
|
連結/億円
|
売上高
|
営業利益
|
事業部門
|
当期
|
前期比
|
当期
|
前期比
|
利益率
|
建築事業
|
2,111
|
-10.1%
|
-65
|
(170)
|
|
土木事業
|
1,921
|
2.8%
|
246
|
13.4%
|
12.8%
|
調整
|
|
|
-7,640
|
工事損失引当金あり
|
合計
|
4,032
|
-3.4%
|
-7,459
|
|
|
三井住友建設
|
受注状況 22年3月期 単体
|
単体/百万円
|
22/3期
|
21/3期
|
前期比
|
土木官庁
|
88,615
|
78,844
|
12.4%
|
土木民間
|
21,842
|
30,344
|
-28.0%
|
国内土木計
|
110,457
|
109,188
|
1.2%
|
海外土木
|
5,797
|
21,376
|
0.0%
|
↑土木計
|
116,254
|
130,564
|
-11.0%
|
建築官庁
|
25,901
|
11,711
|
121.2%
|
建築民間
|
164,551
|
163,851
|
0.4%
|
国内建築計
|
190,452
|
175,562
|
8.5%
|
海外建築
|
2,861
|
10,269
|
-72.1%
|
↑建築計
|
193,313
|
185,831
|
4.0%
|
国内官庁
|
114,516
|
90,555
|
26.5%
|
国内民間
|
186,393
|
194,195
|
-4.0%
|
国内計
|
300,909
|
284,750
|
5.7%
|
海外工事
|
8,658
|
31,645
|
-72.6%
|
受注計
|
309,567
|
316,395
|
-2.2%
|
投資開発等
|
|
0
|
|
受注合計
|
309,567
|
316,395
|
-2.2%
|
繰越残=受注残 22年3月期末 単体
|
|
22/3期
|
21/3期
|
前期比
|
土木官庁
|
175,446
|
156,555
|
12.1%
|
土木民間
|
75,356
|
74,782
|
0.8%
|
国内土木計
|
250,802
|
231,337
|
8.4%
|
海外土木
|
69,542
|
100,717
|
-31.0%
|
土木計
|
320,344
|
332,054
|
-3.5%
|
建築官庁
|
52,809
|
41,970
|
25.8%
|
建築民間
|
321,236
|
309,640
|
3.7%
|
国内建築計
|
374,045
|
351,610
|
6.4%
|
海外建築
|
12,602
|
17,721
|
-28.9%
|
建築計
|
386,647
|
369,331
|
4.7%
|
国内官庁
|
228,255
|
198,525
|
15.0%
|
国内民間
|
396,592
|
384,422
|
3.2%
|
国内計
|
624,847
|
582,947
|
7.2%
|
海外工事
|
82,144
|
118,438
|
-30.6%
|
受注残計
|
706,991
|
701,385
|
0.8%
|
受注残合計
|
706,991
|
701,385
|
0.8%
|