製缶板金業の（有）薩摩鉄工（所在地：大阪府東大阪市稲田新町2-10-30、代表渡邊一德氏）は、4月19日大阪地裁へ自己破産を申請した。

負債総額は約６億円。

資本金は1000万円。

同社は1969年に創業し、主に特殊鋼鋳造品製造業者やIT・自動車産業向けに製缶や機械加工を提供。2005年には年間売上高が約3億3000万円に達したが、2006年の本社建て替えと機械設備増強に伴う借入金増加、海外移転や廃業による売り上げ減少などで経営が不安定に。

2015年には債務超過に陥り、2017年には本店不動産が仮差し押さえされたうえ、コロナ禍でさらに受注が減少し、2024年3月31日に事業を停止、今回の措置となった。

申請代理人は出羽徹弁護士（電話番号：072-744-1333）が選任されている。