続報。「（株）吉田屋旅館」は（山形市蔵王温泉13番地＊＊＊）に所在している企業です。

同社は温泉旅館「吉田屋旅館」と「ホテルオークヒル」の経営で、令和6年（2024年）7月23日に山形地方裁判所民事部にて破産手続きの開始決定を受けました。（官報より参照）

停止時の負債総額は約６億円。

吉田屋旅館は江戸時代中期に創業し、1960年に法人改組。蔵王温泉にて「吉田屋旅館」と1989年にオープンした「ホテルオークヒル」を経営していた。しかし、ホテルオークヒルの設備投資負担や東日本大震災、蔵王山噴火予兆などの影響で経営が悪化。2018年9月期は年収入高約1億7800万円に対して赤字となり、新型コロナウイルスの影響で2021年9月期の年収入高は約1億円まで減少。2023年9月期は約1億6000万円を計上したが、当期純損失約4400万円と赤字が続き、事業の継続を断念した。

この破産手続きに関しては、選任された手塚孝樹弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。

同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和6年9月24日まで。また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和6年11月14日午後2時となっています。

当該事件は、令和6年（2024年）に発生したもので、番号は（フ）第136号となっています。

既報記事
（株）吉田屋旅館／自己破産へ　＜山形＞　倒産要約版