アイコン 追報:寛一商店(株)ほか8社/更生手続き開始決定 <東京など> 負債111憶

Posted:[ 2024年9月 2日 ]

続報。寛一商店(株)(所在地:京都府京都市中京区一之船入町537-20FIS御池ビル9階、代表:瀬川安紀子)、(株)ソフトリー(所在地:新潟県長岡市)、(有)さくら調剤薬局(所在地:新潟市東区)、新潟医薬(株)(所在地:新潟市中央区)、(有)ライフプランニング(所在地:新潟市中央区)、(株)ハーベリィ科学研究所(所在地:北海道函館市)、(有)共生商会(所在地:青森県青森市)、(有)ハヤシデラ(所在地:滋賀県東近江市)、アサヒ調剤薬局(株)(所在地:北海道函館市)は8月31日、東京地裁において更生手続き開始決定を受けた。

負債は9社合計で約111.5億円。

以下要約して表にしました。

 



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項目 詳細
会社名 寛一商店(株)
資本金 2000万円
所在地 京都府京都市中京区一之船入町537-20FIS御池ビル9階
代表者 瀬川安紀子氏
決定日 2024年8月31日
裁判所 東京地裁
管財人

南賢一弁護士(西村あさひ法律事務所・外国法共同事業、東京都千代田区大手町1-1-2大手門タワー、電話03-6250-6200)

背景

寛一商店(株)は2012年に設立され、2014年から「なぎさ薬局」として全国に調剤薬局を展開し、50店舗以上を運営していた。また、高齢者向けのデイサービスも行っていた。

しかし、調剤薬局業界の競争が激化し、薬価引き下げやM&Aによる借入金の負担が収益を圧迫。さらに、2020年以降の新型コロナウイルスの影響で処方箋数が減少し、売上が大幅に減少。2024年には資金繰りが困難になり、業績改善の見通しが立たず、今回の措置に至りました。

現在も営業を続けており、9月中にはスポンサーを確定し、速やかに事業を譲渡する予定です。

その間の資金繰りについては、管財人が三菱UFJ銀行から新規融資(DIPファイナンス)を受けるため、10億円の当座貸越契約を結び、必要に応じて融資を受けています。また、ファクタリング取引で調剤報酬債権の早期現金化を進め、資金繰りを確保しています。さらに、医薬品卸業者との取引条件を改善し、資金繰りの安定を図っています。

 

負債額

寛一商店(株):約52億円

9社合計:約111億5000万円

関連グループ企業
会社名   所在地 負債額
アサヒ調剤薬局(株)   北海道函館市 約29億円
(有)ハヤシデラ   滋賀県東近江市 約6.9億円
(有)共生商会   青森県青森市 約2億円
(株)ハーベリィ科学研究所   北海道函館市 約8.5億円
(株)ソフトリー   新潟県長岡市 約6.2億円
(有)ライフプランニング   新潟市中央区 約4億円
新潟医薬(株)   新潟市中央区 約1.6億円
(有)さくら調剤薬局   新潟市東区 約1.2億円
前回記事 寛一商店(株)など9社/会社更生法適用申請 <東京など> 負債総額111億円


 




 

 


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