
外間議長の教育功労者表彰式への欠席という政治行動は何だったのか
欠席は、ただの不在ではない。
ときにそれは、明確な政治行動になる。
2月6日に行われた教育功労者表彰式は、単なる形式的な行事ではない。
長年、教育現場を支えてきた人々に、県として正式に感謝と敬意を示す場である。
こうした場で、表彰状を手渡すのは誰か。
行政のトップである知事、あるいは立法府のトップである県議会議長である。
それが長年積み重ねられてきた慣例だ。
この慣例には意味がある。
「教育は行政と議会、双方で支える」という無言のメッセージが込められているからだ。

仮に外間議長が欠席する事情があるなら、事前に調整を行い、代理を立てるのが当然である。
実際、文教厚生委員会の中村泰輔県議が議長代理として出席するという選択肢は存在していた。
しかし今回は、そうならなかった。
外間雅広議長は、誰にも相談せず、何の連絡もなく欠席した。
その結果、表彰式は「議会の顔」を欠いたまま行われた。
これは単なる段取りミスではない。
議長という職にある者が、職務よりも選挙応援を優先したという
明確な意思表示である。
教育功労者表彰式は、選挙日程に左右される性質のものではない。
予定は事前に分かっていたはずだ。
それでも欠席を選んだ以上、そこには「政治的な優先順位」が存在したと見るのが自然だ。
しかも、それを誰にも説明しない。
説明責任すら果たさない。
この一点だけでも、議会の長としての資質が問われて然るべきだろう。
欠席は沈黙だ。
だが沈黙は、ときに雄弁である。
この沈黙は、「議長の職務より、大石氏再選の選挙応援の方が大事だ」
そう語ってはいなかったか。
(つづく)
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次