選挙最終日――「重力」はまだ働くのか
県知事選挙、衆議院議員選挙、県議補選。
いよいよ選挙戦は最終日を迎えた。
衆議院選挙では、立憲と公明党の野合によって誕生した新党「中道改革連合(中革連)」が、合併効果なる幻想をまとい、政権交代を声高に叫んでいた。
だが、その幻想は、高市旋風という現実の風に触れた瞬間、あっけなく霧散した。
選挙最終日――風はどこへ吹いたのか
選挙最終日――「重力」はまだ働くのか
県知事選挙、衆議院議員選挙、県議補選。
いよいよ選挙戦は最終日を迎えた。
衆議院選挙では、立憲と公明党の野合によって誕生した新党「中道改革連合(中革連)」が、合併効果なる幻想をまとい、政権交代を声高に叫んでいた。
だが、その幻想は、高市旋風という現実の風に触れた瞬間、あっけなく霧散した。
自民・維新の連立が300議席超――
そんな情勢調査が連日のように報じられ、中革連は「半減」という冷酷な数字を突きつけられている。
合併すれば強くなる、というのは政治の世界ではもはや通用しない。
理念なき足し算は、有権者にはただの保身にしか映らないのだ。
そして、長崎県知事選挙。
序盤、平田研候補に貼られたレッテルは「知名度不足」。
だが、その言葉を最も執拗に使っていたのは、マスコミでも有権者でもない。
既存政治の側だった。
https://x.com/i/status/2019385911277154547
1月30日のブリックホール。
2000人を超える参加者で超満員となった決起集会は、「知名度不足」という呪文が、もはや効力を失ったことをはっきりと示した。
それに対抗するように、2月3日、大石陣営はチトセピアホールで決起集会を開催した。
だが、ブリックホールの半分ほどの規模の会場でさえ、客席は7割止まり。
動員力を誇ってきた金子原二郎・既存政治にとって、これは単なる誤算ではない。
それは、**「重力が弱まった瞬間」**だった。

長崎の政治は、長らく金子原二郎という名の重力に支配されてきたが、1月25日に行われた北松、松浦市長選で金子原二郎が担いだ大橋候補を非金子の友田吉康市長が大差で破ったことで、長崎県政の流れが大きく変わった。
誰が出馬し、誰が勝ち、誰が引くのか――
その軌道は、金子家によってあらかじめ決められているかのように見えた。
だが、政治における重力は、永久不変ではない。
有権者の意思が離れた瞬間、それはただの慣性に変わる。
決定的だったのは、その2日後の2月5日。
同じチトセピアホールで行われた平田研陣営の個人演説会だ。
ホールに人が入りきらないほどの熱気に包まれていた。
同じ箱、違う空気。
そこにあったのは、組織動員ではなく、自発的に集まった人の顔だった。
金子原二郎政治の強さとは、決して政策やビジョンの強さではなかった。
それは、長年かけて狡猾に築かれた人脈、序列、忖度のネットワーク――
つまり「変わらないこと」そのものだった。
しかし、有権者は気づき始めている。金子原二郎の人気のなさに。
変わらない政治は、安定ではなく、停滞だということに。
もはや平田研候補に「知名度不足」という言葉を投げつける者はいない。
いま問われているのは、候補者の知名度ではない。
この県が、いつまで既存政治の重力に縛られ続けるのか、金子支配からの脱却。
その一点だ。
選挙は最終日を迎えた。
残るのは、長崎が前に進むという風か、金子と言う名の重力か。
答えは、明日、有権者の一票によってはっきりする。
長崎県民の皆さん、皆さんの未来は投票所にあります。
2月8日、投票に行こう。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次