「コーワ(株)」は(埼玉県狭山市上奥富36番地1***)、「オーシャンボリ(株)」は(埼玉県北葛飾郡杉戸町大字下高野771番地6***)に所在している企業です。
2社は、令和8年(2026年)6月2日午前0時に東京地裁にて破産手続きの開始決定を受けました。
民事再生廃止時の負債総額は約38.7億円。
コーワ(株)は、化粧合板やフローリング材などの建築資材卸、内装工事、ポリエステル化粧合板の製造・販売を手がけていた。
コーワ(株)は1996年1月に設立。埼玉県狭山市の本店のほか東京都内にも支店を構え、首都圏の商業建築会社や内装業者、設計会社などを主な取引先として、商業施設向けの化粧合板を販売していた。2018年には宮崎工場を開設し、ポリエステル化粧合板の製造加工にも進出。2019年12月期には年売上高約41億300万円を計上していた。
一方、オーシャンポリ(株)は2019年2月、都内の建築資材卸売業者の事業を承継する目的で設立された。両社は建築資材関連事業を展開し、2024年12月期の年売上高はコーワ(株)が約24億円、オーシャンポリ(株)が約22億円となっていた。
しかし、新型コロナウイルス禍でアパレル、雑貨、外食産業などの店舗改装や新規出店投資が落ち込み、主力先からの受注が減少。コロナ禍後も円安や物価高、個人消費の低迷で需要回復は鈍く、業績は低調に推移していた。さらに、取引先支援や内装工事会社向け貸付などで合計15億円余りの実質的な不良貸付金が発生し、手形割引による資金繰りも金融機関の対応停止で行き詰まった。
両社は2025年6月に東京地裁へ民事再生法の適用を申請し、同月30日に債権者説明会を開催。その後も自主再建を目指していたが、約束手形を使った不適切な資金操作や粉飾決算が露見し、信用が悪化。再生計画の作成も大幅に遅れ、2026年3月には東京地裁から村上寛弁護士を管財人とする管理命令を受けていた。
こうしたなか、東京地裁は令和8年(2026年)4月27日、民事再生法191条2号に定める事由があるとして、両社の民事再生手続き廃止を決定、今回の措置となった。
この破産手続きに関しては、選任された村上寛弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。
同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和8年7月7日まで。
また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和8年10月5日午前10時となっています。
当該事件は、令和8年(2026年)に発生したもので、番号は(フ)第4017号・第4018号となっています。
既報記事
【埼玉】追報:コーワ(株)など2社/民事再生手続廃止、破産へ 建築資材卸 倒産要約