スポーツウェア販売とシステム開発などを手掛けていたエスプリクト(株)(北海道札幌市西区西野七条、法人番号:8430001075065)が、2026年9月2日、札幌地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
同社はスポーツビジネスとICTサービスを二本柱として展開。スポーツ分野では「ONYONE(オンヨネ)」のバスケットボールウェア販売総代理店として活動し、バスケットボールウェア「Overturn(オーバーターン)」の展開にも関わっていた。
一方、IT分野ではシステム開発、Webサイト制作・運営、ネットショップ運営支援などを手掛け、スポーツとICTを組み合わせた事業を展開していた。
2017-18シーズンにはプロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」のオフィシャルスポンサーも務めていた。
今回の破産について、負債総額や具体的な事業停止時期、破綻に至った直接的な原因は、現時点で確認できる公表情報では明らかになっていない。
スポーツウェアとICTの2事業を展開
エスプリクトは2017年9月設立。公式サイトでは「ICTとスポーツビジネスを融合した新たな価値の創造」を企業理念として掲げていた。
スポーツビジネスではバスケットボールウェアの販売、ICT分野では企業向けシステムやWeb関連サービスなどを展開していた。
具体的なICTサービスとして、
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システムコンサルティング
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ビジネスソリューション
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システム開発
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ホームページ制作・運営
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ネットショップ運営支援
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DTPサービス
などを掲げており、スポーツ用品販売だけを行う会社ではなく、ソフトウェア・Web開発をもう一つの柱としていた。
ONYONEのバスケットボールウェア総代理店として活動
スポーツ事業で大きな位置を占めていたのが、スポーツウェアメーカー「ONYONE(オンヨネ)」との取り組みだった。
エスプリクトは2017年、オンヨネとの間でバスケットボールウェアの販売総代理店契約を締結。同社公式サイトでも「ONYONEバスケットボールウェア総代理店」として事業を紹介している。
ONYONEはスキーウェアやアウトドアウェアなどで知られるスポーツウェアメーカーであり、エスプリクトとは別法人である。
したがって今回の破産はエスプリクトを対象とするもので、ONYONEやそのメーカーが破産したことを意味するものではない。
バスケウェア「Overturn」を展開
ONYONEとの取り組みでは、バスケットボールウェア「Overturn(オーバーターン)」も展開していた。
エスプリクト公式サイトでは、ONYONEがアウトドアスポーツ分野で培った特殊衣料開発技術と、ESPRICT側の競技ノウハウやデザイン力を組み合わせたバスケットボールウェアとして紹介している。
機能素材や競技現場のノウハウを取り入れ、従来とは異なるバスケットボールウェアの開発を目指した取り組みだった。
ブランドについては、ONYONEとエスプリクトのコラボレーションによるウェアブランドとして公式サイトに説明されており、エスプリクトだけの単独自社ブランドと表現するのは適切ではない。
レバンガ北海道のオフィシャルスポンサー歴
北海道との接点では、プロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」との関係もあった。
エスプリクトの公式沿革によると、2017-18シーズンにレバンガ北海道とオフィシャルスポンサー契約を締結している。
設立直後から地元プロスポーツとの関係を築き、バスケットボールウェア事業と合わせて北海道のバスケットボール分野で事業展開を進めていた。
なお、確認できるスポンサー契約は2017-18シーズンのものであり、2026年の破産直前まで同じスポンサー契約が継続していたことを示すものではない。
システム開発ではC#・Javaなどの受託開発
同社はスポーツ関連事業と並行して、システム開発会社としても事業を行っていた。
過去の採用情報では、C#やJavaなどを利用したオープン系システムの受託開発を手掛け、システム企画から設計、開発、テストまでの業務を行っていた。
求人情報では複数人で構成する開発プロジェクトを稼働させ、システムエンジニアやプログラマーを募集。Web制作だけではなく、企業向けシステムの受託開発まで行っていたことが確認できる。
2024年に掲載された求人では、事業拡大を目的としたITエンジニアの募集も行っていた。
2023年にはDXマーク認証を取得
IT事業を展開するなかで、2023年には一般社団法人中小企業個人情報セキュリティー推進協会の「DXマーク認証」も取得している。
認証日は2023年11月15日で、当時の認証ランクはブロンズ。デジタル技術の活用や情報セキュリティー、個人情報保護などに取り組む事業者として認証を受けた。
ただし、この認証について公表された有効期間は2024年11月14日までであり、破産時点でも有効だったことを示すものではない。
登記上の本店は札幌市西区、公式サイトでは平岸に事業所
法人情報では、エスプリクトの登記上の本店所在地は北海道札幌市西区西野七条となっている。
一方、同社公式サイトでは札幌市豊平区平岸二条を事業所として案内しており、2018年4月に平岸へ事業所を開設したことを沿革に掲載している。
システムエンジニアなどの採用活動についても平岸の事業所を勤務地として行っていたことから、登記上の本店とは別に同所を実際の事業拠点として使用していたことが確認できる。
エスプリクトの会社概要
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法人名 |
エスプリクト株式会社 |
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法人番号 |
8430001075065 |
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本店所在地 |
北海道札幌市西区西野七条 |
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事業拠点 |
北海道札幌市豊平区平岸二条(公式サイト掲載) |
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設立 |
2017年9月25日 |
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資本金 |
900万円(公式サイト掲載値) |
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主要事業 |
スポーツウェア販売、ONYONEバスケットボールウェア総代理店、システム開発、Webサイト構築など |
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主なスポーツ事業 |
ONYONEバスケットボールウェア販売、Overturnの展開など |
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スポンサー実績 |
レバンガ北海道・2017-18シーズン オフィシャルスポンサー |
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破産開始決定 |
2026年9月2日・札幌地裁 |
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負債総額 |
確認できず |
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破綻原因 |
確認できず |
今回の破産について、直前の売上高や従業員数、事業停止時期、具体的な資金繰り状況などは確認できていない。
なお、今回破産手続きの開始決定を受けたのはエスプリクト株式会社であり、ONYONEを展開するオンヨネや、レバンガ北海道が破産したものではない。