かつて旅行業を手がけていた(株)インプレストラベル(三重県松阪市平成町***、法人番号:5190001019074)は、2026年9月3日、津地裁松阪支部から破産手続きの開始決定を受けた。
破産管財人には砂子昌利弁護士が選任されている。財産状況報告集会などの期日は12月10日午前11時。事件番号は令和8年(フ)第54号となっている。
今回破産開始決定を受けたのは三重県松阪市に本店を置く旧法人。旅行事業は2024年10月の会社分割により、東京都で新設された同名の「株式会社インプレストラベル」に承継されている。
現在、東京都で旅行業を行っている同名会社は法人番号が異なる別法人であり、今回の破産手続きの対象ではない。
今回破産した三重法人と現在の東京法人は別会社
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今回破産した法人 |
現在の同名法人 |
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法人番号 |
5190001019074 |
9010401186081 |
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所在地 |
三重県松阪市平成町32番地8 |
東京都港区 |
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関係 |
旧旅行事業会社 |
2024年10月の会社分割で旅行事業を承継した新会社 |
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今回の破産 |
対象 |
対象外 |
国内・海外旅行を扱っていた松阪市の旅行会社
三重法人のインプレストラベルは、国内旅行、海外旅行、海外航空券などを取り扱う旅行会社として事業を展開していた。
本店は以前、松阪市田村町に置かれていたが、2022年10月に松阪市平成町32番地8へ移転している。
2024年6月期について、後に同社の旅行事業を取得した企業側の開示資料では、会社分割前の売上高は2153万3000円、営業損失は391万1000円で、売上・利益はいずれも旅行事業によるものだったとしている。
2024年10月、旅行事業を東京の新会社へ
転機となったのが2024年10月の会社分割だった。
上場会社のアジャイルメディア・ネットワーク(現CRAVIA)が2024年11月に公表した資料によると、東京都港区に新設された株式会社インプレストラベルは、三重県松阪市の同名旅行会社からの会社分割により設立された旅行代理店とされている。
新会社の設立日は2024年10月28日で、法人番号は9010401186081。会社分割前の三重法人から従業員の承継は行われなかった。
その後、アジャイルメディア・ネットワークが新会社株式の80%、旅行会社クロノス・インターナショナルが20%を取得し、旅行事業を展開する体制となった。
注意
2024年以降に東京都で展開されている「インプレストラベル」のサービス、旅行商品、企業向けツアー事業などは東京の新法人によるもの。今回破産した三重法人の現在の事業として扱わない。
現在のインプレストラベルはCRAVIA傘下で存続
新会社のインプレストラベルは、その後も旅行業を継続している。
親会社のアジャイルメディア・ネットワークは2026年1月1日にCRAVIA(クラヴィア)株式会社へ社名変更。2026年の開示資料でも、東京法人のインプレストラベルは旅行業を行う連結子会社として掲載されている。
また東京法人は2026年6月、本店所在地を東京都港区新橋から港区虎ノ門4丁目1番40号 江戸見坂森ビル8階へ変更している。
したがって今回の破産は、現在CRAVIAグループで旅行業を展開する東京法人の経営破綻を意味するものではない。
旅行事業分割後の事業実態、負債額は確認できず
会社分割によって旅行事業を新法人へ承継した後、三重法人がどのような事業を主力としていたかについて、今回確認できた公開情報では明らかになっていない。
また、今回の破産に伴う負債総額や具体的な破綻原因も確認できていない。
2024年6月期の営業赤字と今回の破産を直接結び付ける資料もなく、会社分割後の財務状況を含め、破産に至った経緯については今後の情報開示を待つ必要がある。