輸入水栓の販売・交換、メンテナンスなどを手掛けていた(株)TCS(神奈川県藤沢市石川、法人番号:7021001002869)が、2026年9月2日、横浜地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
同社は水栓ブランド「GROHE(グローエ)」の製品販売・水栓取替に対応する事業者として活動。GROHEの2026年版公式カタログにも株式会社TCSの名称で掲載されていた。
また、名称の似た別ブランド「hansgrohe(ハンスグローエ)」でも、公式カタログのメンテナンス会社一覧に株式会社TCSが掲載されており、輸入水栓・住宅設備の販売から交換、アフターサービスまでを手掛けていた。
負債総額、具体的な事業停止時期、今回の破産に至った直接的な原因については、現時点で確認できる公表情報では明らかになっていない。
2026年版GROHE公式カタログにもTCSを掲載
TCSとGROHEとの関係は、ブランド側の公式資料で確認できる。
GROHEが発行した2026年版カタログの取扱拠点一覧には、神奈川県藤沢市の「株式会社TCS」を掲載。住所と電話番号も今回の破産法人と一致している。
同資料ではTCSについて、GROHE製品の「販売対応可」「水栓取替対応可」の事業者として案内している。
キッチン、洗面、浴室などで使われるGROHE製水栓について、商品の販売だけでなく既存水栓からの交換作業にも対応する事業者だった。
GROHE公式販売店検索にも同じ拠点を掲載
GROHEの公式販売店検索でも、藤沢市石川の同じ所在地・電話番号の事業者が現在掲載されている。
販売と水栓取替に対応する店舗として登録されており、TCSがGROHE製品の販売・交換サービスを実際に行ってきたことをブランド側の資料から確認できる。
ただし、GROHEの公式サイトに情報が残っていることだけでは、破産開始決定後も通常営業を続けていることを意味しない。
hansgroheではメンテナンス会社として掲載
TCSはGROHEだけでなく、hansgrohe(ハンスグローエ)の製品メンテナンスにも携わっていた。
ハンスグローエの2024~2025年版公式総合カタログでは、全国のメンテナンス会社一覧に株式会社TCSを掲載。所在地・電話番号も今回の破産法人と一致している。
同社は輸入水栓の販売だけでなく、設置後の修理やメンテナンスを含むアフターサービス分野にも関わっていたことになる。
GROHEとhansgroheは別ブランド
記事上で注意が必要なのは、GROHEとhansgroheの関係だ。
GROHE(グローエ)とhansgrohe(ハンスグローエ)は、それぞれ別のブランド・企業であり、名称は似ているものの同一ブランドではない。
TCSについて確認できる関係も異なり、GROHEでは製品販売・水栓取替対応店、hansgroheではメンテナンス会社として掲載されている。
また、TCSは両ブランドのメーカーやブランド保有会社ではなく、販売・交換・メンテナンスを担う事業者である。
輸入水栓の交換・アフターサービスに対応
GROHEやhansgroheは、キッチン・洗面・浴室などで使用されるデザイン性の高い水栓やシャワー製品を展開している。
こうした輸入水栓は国内メーカー品と仕様が異なる場合もあり、交換や修理では製品に対応できる事業者が必要となる。
TCSは藤沢を拠点に、こうしたブランド製品の販売、取替、メンテナンスに対応する専門事業者として活動していた。
ただし、具体的な施工件数、主要顧客、大手住宅会社やホテルなどとの取引実績については、今回確認できる公開情報では明らかになっていない。
株式会社TCSの会社概要
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法人名 |
株式会社TCS |
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法人番号 |
7021001002869 |
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所在地 |
神奈川県藤沢市石川 |
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主要事業 |
水栓・住宅設備関連製品の販売、交換、メンテナンスなど |
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GROHEとの関係 |
製品販売・水栓取替対応店として公式カタログに掲載 |
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hansgroheとの関係 |
メンテナンス会社として公式カタログに掲載 |
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売上高 |
確認できず |
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破産開始決定 |
2026年9月2日・横浜地裁 |
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負債総額 |
確認できず |
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破綻原因 |
確認できず |
なお、「株式会社TCS」は全国に同名法人が多数存在する。今回破産開始決定を受けたのは、法人番号7021001002869、神奈川県藤沢市石川に本店を置く株式会社TCSである。