三重県志摩市で料理旅館「志洲閣」を運営していた(有)志洲閣(同市)が、2026年10月1日に津地裁から破産手続開始決定を受けた。事件番号は令和8年(フ)第83号。負債総額は確認できていない。
同館は伊勢志摩の安乗岬周辺に位置する客室11室の料理旅館。太平洋を望む立地を特徴とし、地元で水揚げされる天然トラフグや伊勢海老、アワビなどの海産物を使った料理を提供していた。
安乗岬旅館組合の公式サイトにも、天然トラフグや伊勢海老料理を味わえる宿として掲載されており、地域の海産物を生かした宿泊施設として営業していた。
安乗岬の海辺に立地 全11室が太平洋に面した料理旅館
志洲閣は、志摩市阿児町の安乗岬周辺で営業していた料理旅館。旧公式案内では客室11室を備え、全室が太平洋に面した宿として紹介されていた。
近鉄鵜方駅から車で約15分の立地で、安乗埼灯台や周辺の漁港にも近く、伊勢志摩観光や海辺での滞在を目的とした宿泊客に対応していた。
志摩市観光協会の過去の宿泊案内にも客室11室の旅館として掲載されており、地域の小規模宿泊施設として営業していたことが確認できる。
旅館では宿泊とともに魚介料理を特色としており、安乗岬の自然環境と地元の海産物を組み合わせたサービスを提供していた。
天然トラフグや伊勢海老、アワビを使った料理が特色
同館の特徴は、伊勢志摩で水揚げされる魚介類を中心とした料理にあった。
安乗岬旅館組合の紹介では、新鮮な天然トラフグのほか、伊勢海老、アワビ、車エビなどを提供する料理旅館とされている。
安乗地区は天然トラフグ「あのりふぐ」の産地として知られる。あのりふぐは、伊勢湾を含む遠州灘から熊野灘にかけての海域で漁獲され、安乗漁港などに水揚げされる体重700グラム以上の天然トラフグを指す。
地元では漁獲期間や漁法などについて自主的な資源管理が行われ、旅館や飲食店が地域の冬の味覚として提供してきた。
志洲閣も安乗岬周辺の天然トラフグや伊勢海老を料理の特色としていた。ただし、現在の「あのりふぐ取扱認定店」であったことまでは確認できていない。
10月1日に破産開始決定 現在の宿泊営業は未確認
運営会社の(有)志洲閣は2026年10月1日、津地裁から破産手続開始決定を受けた。
破産管財人には斎藤美淳弁護士が選任され、財産状況報告集会、廃止意見聴取、計算報告などの期日は2027年1月20日午前11時30分に指定されている。
同社の直近の売上高や負債総額、事業停止時期、経営破綻の詳しい経緯は確認できていない。
旅館組合や宿泊予約サイトには現在も施設の案内が残っているものの、過去の掲載情報である可能性があり、破産後も宿泊客を受け入れているとは判断できない。
また、旅館施設や宿泊事業が第三者へ譲渡されたかどうかについても、確認できていない。
会社概要
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法人名 |
有限会社志洲閣 |
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所在地 |
三重県志摩市 |
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運営施設 |
料理旅館「志洲閣」 |
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主要事業 |
旅館・宿泊業、魚介料理の提供 |
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客室数 |
11室(過去の施設案内) |
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破産開始決定 |
2026年10月1日(津地裁) |
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法人番号 |
7190002011433 |