アイコン オリックス、不動産業界再編の鍵握る

オリックス本社前ジョイント・コーポレーションの株価が急上昇した(2/27日78円⇒4/13日200円)が、同社再建はオリックス主導で行われている。同社は、分譲マンションを主業としており、子会社にJ・COMS(マンション管理事業、売上高48億3百万円、純資産16億84百万円)というマンション管理会社を持っている。同社はこの子会社を大京に売却することを発表。 

 

 大京は子会社に約36万戸のマンション管理を業とする大京アステージを持っており、購入後は大京アステージに合体させるものと思われる。

オリックスは、ジョイント・コーポレーション(39.0%)および大京(40.2%)の筆頭株主であり、特にジョイント・コーポレーションについては、昨年9月危機のとき、オリックスが同社の第3社割当増資を100億円引き受けることを表明して、同社は危機を乗り切った。その後同社は再建へ向けスタートを切っているが、その一環で今回の売却は行われている。
 
東京情報として、オリックスの実質管理下にある某デベロッパーのマンションは、完成在庫がかなりある。ところがオリックスから半額で売却してしまうよう指示が出て、売れ行き好調とのことであった。
 
オリックスが、大量に融資している不動産会社や大株主として資本参加している不動産会社は、オリックス主導の下に今後再編されよう。
 
[ 2009年4月15日 ]
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