アイコン 必見、福岡のゼネコン① 廃業?

福岡の地元ゼネコンは、5月高松組が破綻してからというもの、全部のゼネコンに対しては大丈夫だろうかと疑心暗鬼に陥ったサブコンからの問い合わせがある。堅実経営を誇っているゼネコンさえ対象であるから一種の信用恐慌に陥っている。

こうしたなか、福岡市中央部の某ゼネコンの廃業もしくは事業大幅縮小の噂が入ってきた。同社の得意とする受注先はもちろん官庁工事に民間の特命工事。しかし官庁工事は毎年減り続け、年間5本以上取れていた工事も今では1~2本程度に終わり受注額も小粒化。それでも民間工事の受注を強化して売上高をある程度維持していたが、昨年期は改正建築基準法の影響からか落とした。
噂が本当だったら「辞めれるものなら辞めたい」という別の某ゼネコン社長の本音を実行できる会社となる。当然廃業もしくは大幅事業縮小となるとそれ相応の資金が必要となるが、それを支払ってでも辞めたいというのが本音と思われる。
福岡市中央部のゼネコンは横並びのゼネコンが多く資産もある会社が多いが、肝心の受注環境が急悪化しており、こうした会社が増加するものと思われる。
 

福岡市中央部のゼネコン
 
 
 
 
 
ゼネコン名、百万円
決算期
売上高
経常利益
総資産
自己資本
同率
備  考
Y建設
08/1
1,567
46
2,322
1,170
50.4%
資産あり
I 建設
08/5
3,039
23
1,324
228
17.2%
含資産大
I工務店
08/10
3,115
9
1,634
412
25.2%
資産あり
K工務店
08/10
1,336
43
1,057
193
18.2%
資産あり
Z工務店
08/10
1,731
21
2,297
1,104
48.0%
資産あり
Y工務店
08/6
6,087
44
3,554
914
25.7%
ディックス会、焦付なし
N工務店
08/4
3,218
128
2,111
611
28.9%
ディックス会、焦付なし
※福岡市中央部のゼネコンであっても財務内容まで疲弊している会社は記載外。

twitter
[ 2009年7月17日 ]
この記事の関連記事
スポンサードリンク
スポンサードリンク