アイコン 【龍馬伝】長崎での活躍は9月以降

7月11日、大河ドラマ「龍馬伝」の脚本を担当する福田靖さん(47)と、 チーフ・プロデューサーの鈴木圭さん(47)の講演会が長崎であった。
 長崎市のまち歩き観光「長崎さるく幕末編」の一環として実施され、鈴木さんが「(ドラマで)長崎が主な舞台になるのは9月以降。この時代の長崎の華やかさとエネルギーはドラマでは非常に重要で、グラバーや大浦慶と登場人物も多彩。 楽しい物語になる」と語った。
――毎日新聞

岩崎弥太郎三菱の前身は岩崎弥太郎が、1870年(明治3年)に坂本龍馬が近江屋井口新助邸で暗殺されたことで解散した海援隊の後身として始めた、九十九商会。翌年の廃藩置県後、九十九商会は個人事業となり、弥太郎は県から土佐藩所有の船三隻を買い受け、1873年に三菱商会と改称し、海運と商事を中心に事業を展開。
これを機に西南戦争(1877年、明治10年)のときには、さらなる巨万の富を掌中にし、一気に巨大財閥へと成長していった。
ちなみに三菱のマークは、土佐藩山之内家の紋から来ている

三菱造船の景気如何で長崎自体も左右されてしまう、というほど長崎にとって三菱はなくてはならない存在である。

来年の大河ドラマでは、その三菱の創始者である岩崎弥太郎の視点から描いた「坂本龍馬」のドラマである。それゆえ長崎が重大な意味をもち、今回の大河ドラマ化にあたり長崎も、閉鎖するまで無視を決め込んだ亀山社中を復活させ、大河ドラマ頼りの観光に力をいれているようだ。まあ、長崎がドラマの中心になるには秋を待たなければいけないようだが・・・。

坂本龍馬

もともと龍馬は、他の幕末の偉人を圧倒するほどの存在感で、日本ではつねにトップクラスの人気を誇っている。近年はフリーメーソンの暗躍が日本を動かしていて、龍馬もその子分に過ぎないという説が出たり、龍馬暗殺の首謀者が不明でありその動機がミステリーである点からも、他の幕末の偉人よりも創造の幅が広いキャラクターでもある。
それゆえ、司馬遼太郎などを代表に、作者によりその龍馬という人物は時代に合わせ様々な顔を見せ、未だ色あせることはない。

この動乱の時代に、一体どういう坂本龍馬を描くのか?筆者も大変楽しみである。

 

 

 

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[ 2009年7月24日 ]
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