アイコン 越智産業(福岡上場)、プレカット事業に直接参入

元々材木屋の越智産業、今では建材商社で1000億円の売上高を目指し、M&Aがご盛んな会社である。中には売上債権問題から買い取った会社も多いと聞く、しかし現実は800億円が大きな壁になっている。

取扱高の大きいタマホームには三菱商事建材が資本参加しておりペーパーマージン参入してくることも予想される。
今回、越智産業は民事再生で破綻した鈴木木材工業の佐賀プレカット事業および伊万里外材の2×4プレカット事業を譲受するもの。


現在九州のプレカット業界は、市場飽和状態に突入している。建築着工件数も大きく凹んでおり(当トップページ右に各県別着工状況参照)、鈴木木材が納品していたスミリンと話が付いているのか知らないが、妙味がどこにあるのか明らかにされていない。タマホームにプレカット材を供給する可能性もあるが、既存取引先の市岡などとぶつかる。

地場同業のキューハウがプレカット工場を早くから持ち成功しており、地場でこれ以上売上げるにはプレカット工場所有が必要不可欠と判断したのであろう。
迎え撃つのは、これまで越智が取引していた中国木材伊万里工場(大型工場)と黒田木材佐賀プレカット工場であろうか?

今回の買い物は、安物買いであろうと遅すぎた感は免れない。

なお、タマホームは管理畑も充実? してきており、これまでお世話になってきたところを大切にするという玉木さんの姿勢は、管理畑にとって変わられており、協力業者も価格のみの勝負を強いられる可能性が高い。
スミリンやセキスイ・大和の下請けで、これまで潰れていった会社は山とある。
 

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[ 2009年8月11日 ]
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