アイコン 高速代1000円でも悲鳴/物流大手・依頼主

大手物流業者は宅配便事業を殆どが持っているが、これまで物流革命といわれた宅配便の指定時間配達が危機を迎えている。生鮮食料品や冷凍食品など送れないものはないほど物流業者はその機能を進化させてきた。しかし、高速道の土・日1000円乗り放題でここに来てタイム指定サービスが指定時間を保証されなくなって来ている。

中小企業でも店舗展開しているお店はいくらでもある。また工場からタイムリーに納品している業者も数限りなくある。その物流は自社便や物流業者に依頼して各店舗や納品先に届けている。しかし土曜日や日曜日は出荷した商品が各店舗や納品先に予定時間に付かない問題が発生している。土曜・日曜でこうであり、今後ウィークデイも無料になるとその影響は計り知れないものとなる。民主党は高速無料を謳っているが、こうした問題をどうクリアーするのであろうか?
報道機関が、高速無料化に対するアンケート調査した結果でも、過半数が無料化に反対しており、せめて半額程度に抑え、一定の交通量とすべきではなかろうか。高齢者の車両が高速道にワンサカ押しかけ観光地等へ向かえば、事故率は高くなるわ、ノロノロ運転で渋滞するわ、高速道路の意味をなさないものとなろう(過去、高速道を逆送して事故した人は高齢者である)。
先般も記載したが、高速道と平行して走っている在来国道や県道沿いの町は再度シャッター通りになる危険性すらある。庶民のための民主党といいながら、逆に庶民を奈落の底に突き落とすことにもなる。また高速道の改修工事費用などは利用者負担として残すべきではなかろうか。石油類の暫定税率も取っぱわれる予定であり、それだけでもありがたい。
 

[ 2009年9月25日 ]
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