アイコン 穴吹工務店、生き残り大作戦!④/全国87物件6,268戸一挙公開

現在販売中及び仕掛中の全物件87棟6,268戸の販売状況一挙公開
完成在庫675戸、掛かり戸数3,190戸
コメント、
これほどの開発をするには、開発用不動産を全国にかなり抱え込んでいるものと推量される。評価損と処分損が想定される。まさか転がし用の投資用不動産は持つまい?

 地方都市(田舎)でやり過ぎ、せいぜい地方の中心都市で2棟どまりであろう。近年東北へも進出していたが、不得手の土地で地場の発想で開発しても無理。関東も上州は田舎過ぎ、首都圏は東京近隣の駅徒歩圏は今でも駒不足、北陸では県庁所在地だけ。信州は山奥過ぎ、中国・四国は地場で判っていたはず。

総じて、穴吹工務店は巨大になりすぎ、開発し続けなければ経営が回転しないというジレンマに陥っているのであろう。不況時を幸いに休むことが必要であるが。
内輪揉め、責任の擦り付け合いしても経営にとって何のプラスにもならない。役員も含め全員営業で完成在庫を販売してしまってから、辞めるもよし、辞めさせるもよし。それが販売した顧客や協力業者(下請・材料屋等)、会社を支えている社員4,000人に対しての役員=経営者の責任であろう。
再建策で社長と役員11人が袂を分かったようであるが、田舎銀行が介在していたのであろうか?
社長除く役員全員(11人)が辞任する(社長は解任するとしている)とは、余程2代目が我が儘なのか。そういえば弟は穴吹工務店から袂を分かち穴吹興産(上場)を経営している(九州では元気?)。

穴吹工務店は、地方での開発が多く今後ゆっくり売れるであろうから、ADRを申請して金融機関の債務を大幅カットさせても、均衡縮小型で資金繰りは回転すると思われる。

同社は、分譲マンションの開発業者であるとともに自社で開発するゼネコンであり、各地区ごとに下請業者をシフトしている。北海道を除く全国で開発しており、ニホンフラッショはじめ協力業者は眠れぬ夜が続く。 
※EXELデータ

 

[ 2009年10月30日 ]
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